
今回から地域別に埼玉県公立高入試状況(おもに普通科高校)を見ていくことにします。
第1回目はさいたま市と川口市・蕨市・戸田市・鴻巣市・上尾市など県南部の学校です。
さいたま市

埼玉県の県庁所在地で県内最大の都市であるさいたま市は、県を代表する浦和や大宮など人気校も多く県内の激戦地区になっています。これら15校16学科・コース合わせた志願者数は6,619人で、前年度より352人6.1%の増となりました。志願者増になって倍率アップ(0.05ポイント以上の差)した学校は9校、ほぼ横ばいが5校、ダウンしたのは2校だけでした。不合格者数は1,514人、前年度(1,100人)より約400人増加し厳しい入試になりました。
浦和
浦和はコロナ禍の2021年度入試より倍率が変動し始めます。それまでは1.4倍台で安定していましたが、2021年度に1.34倍にダウン。翌2022年度はさらに1.30倍に下がり、最近の10年間で最低倍率を記録しました。以降1.55→1.38→1.47倍と上がったり下がったりする隔年現象の動きになっています。今年度は倍率アップの年でしたが、2023年度の1.5倍台には届きませんでした。しかし受検棄権者が大幅に減少(前年度の42人から14人)したことで実質倍率は2023年度と同率になりました。県内の男女別学校の共学化が推進されるということですが、本校ではその影響は受けなかったようです。
大宮
大宮「普通」は2021年度からの志願者数が479→468→458→448人と減少傾向でしたが、今年度は33人増となり倍率も4年ぶりに1.5倍台に上がりました。さらに受検棄権者が減少(22→4人)したことで実質倍率が1.50倍にアップ。受検生の3分の1にあたる158人が不合格になる激戦でした。昨春の進学実績が国公立に47%進学という高い成果を上げたことから受検生が集まったのかもしれません。今春は42%と前々年度の水準に戻っていることや、今春の激戦が敬遠される可能性があるので来年度は志願者減が予想されます。
浦和第一女子
浦和第一女子は志願者が21人減って1.31倍と、この10年間では2018年度の1.25倍に次ぐ低い倍率になりました。併願校としてよく利用される淑徳与野のハードルが下がって受験しやすくなったことから、本校も影響を受けたのかもしれません。ただ受検棄権者は減少(19→5人)しており、実質倍率は前年度と同じ1.29倍で落ち着きました。
市立浦和
市立浦和は毎年高倍率ベスト5にランクされる人気校で、この5年間普通科でトップの高倍率を続けています。今春は30人の志願者増となり、受検生の4割強の200人を超える不合格者がでる激戦でした。ただ倍率の変動は激しく、2021年度から1.90→2.13→2.20→1.75→1.88倍と推移し志願者数も457→512→528→421→451人と100人以上動いた年もありました。来春も高倍率は維持すると予想されるものの、志願者数は大きく動くかもしれません。
浦和西
一方で浦和西はこの3年間1.4倍台で安定しており、不合格者数も受検生の3割に該当する150人前後で推移しています。浦和西というとサッカーが有名ですが大学進学の実績も高く、今春は早慶上理が39人から86人に倍増。GMARCHも272人から320人と大幅に増え、近年で最高の実績をあげています。来春も高倍率を維持しそうです。
市立大宮北
市立大宮北「普通」は志願者数が25人増となり、この10年間でもっとも多い413人になりました。400人台も初めてです。倍率の1.4倍台も初めてで受検生の3割120人が不合格になる激戦でした。本校も倍率の変動が激しい学校で、2021年度より1.33→1.11→1.10→1.39→1.48倍と安定していません。来春は倍率ダウンの可能性が高いのですが、SSHの指定校であることや3月にユネスコスクールに登録されて魅力も加わったため、さほど下がらないかもしれません。
市立浦和南
市立浦和南も変動の激しい学校です。2021年度に1.2倍台に落ち込みましたが、翌2022年度は約80人人の応募増となり1.4倍台にアップ。2023年度は変動なく高倍率を維持したものの、2024年度は約50人の減となり1.3倍にダウン。そして今年度は80人増えて8年ぶりに1.5倍台まで上がりました。和光と統合する和光国際からの移動があったのかもしれません。その結果、不合格者は169人で最近の10年間でもっとも厳しい入試になっています。来春はこの反動で志願者減が見込まれます。本校もサッカーが活躍していますが、進路実績も好調で今春も現役大学進学率90%を維持しました。
与野
与野は2021年度からの倍率が1.16→1.23→1.16→1.26倍と隔年現象があり、今年度は倍率ダウンの年でしたが2024年度とまったく同じ志願者数になり倍率は動きませんでした。さいたま市の生徒数がやや増加していることや、前年度に倍率ダウンした浦和北への移動がなかったことが要因にあるのかもしれません。本校の志願者数は2020年度まで470人を下回ることがなかったものの、2021年度以降は410~450人の間で増減を繰り返すようになっており、私立志向の影響を受けいているような動きになっています。来春は倍率ダウンの可能性がありそうです。
浦和北
浦和北も倍率が安定せず、1.0倍台から1.4倍台の間で変動しています。しかし今年度は前年度と同じ1.17倍で普通科の平均倍率(1.16倍)に近い標準的な倍率が続きました。志願者数の372人は本校としては少ない方の人数なので、来春は志願者が増えるかもしれません。単位制を導入していることが最大の特徴で、多くの選択科目から自分の学習したい科目を選ぶことができます。
大宮光陵
大宮光陵「普通」は、2020年度にそれまでの4学級募集から5学級募集に変わってから倍率が変動するようになりました。今春は前年度の倍率ダウン(1.22→1.09倍)の反動で志願者は増加しましたが9人の微増で、実質倍率も若干のアップで留まりました。本校としては緩やかな入試が続いたといえるでしょう。「外国語コース」は2019年度から2022年度まで定員割れが続きましたが、2023年度より志願者が募集数を上回るようになり、今年度も前年度と同じ46人を集め、最近では最も高い1.15倍が続きました。英術系学科を併設していることが最大の特徴で、文化祭の展示・企画は一見の価値があるようです。
大宮南
大宮南は85人の志願者増となり、最近の10年間でもっとも高い倍率を記録しました。不合格者は前年度(32人)の約4倍の122人、受検生の4分の1が涙をのみました。さいたま市の生徒数がやや増加しているほか、市立川越からの移動があったのかもしれません。来春はこの反動で志願者減が予想されます。
岩槻
岩槻は約30人の志願者減となり1.0倍台にダウン。本校としては緩やかな入試になりました。来年度から新生「岩槻」として開校します。制服が新しくなるほか、校舎の改修工事を行いきれいになるようなので、志願者が増える可能性があります。一方で新校開校初年度は様子見になることが多いことから、それほどの高倍率にはならないかもしれません。募集人員は普通科280人、国際文化科は国際教養科に改編され40人募集になります。
浦和東
浦和東は約50人の志願者増となり、最近の10年間でもっとも高い1.3倍台を記録しました。不合格者数は100人を超えています(101人)。岩槻からの移動があったのかもしれません。サッカー部を代表に部活動が活発で、女子サッカー部も2024年度より創部されたとのことです。
大宮武蔵野
大宮武蔵野は17人の志願者増となり1倍を超え、2023、2024年度と2年続いた定員割れから抜け出しました。とはいっても不合格者は2人だけで緩やかな入試が続いたことになります。ここ数年の志願者数は220~250人程度で推移しています。来年度は1学級減の200人募集になるため、この流れで推移すると近年にない高倍率になることが予想されるので注意が必要です。一方、学級減を敬遠し上尾南や新座柳瀬などに影響を与えることも考えられます。
大宮東
大宮東は2022年度からの倍率が0.88→1.08→0.97→1.16倍と、上がったり下がったりする隔年現象があり、今年度は倍率アップの年でした。今春の1.16倍は最近の10年間の最高倍率で本校としては厳しい入試になったといえます。このため、来春は倍率ダウンの可能性が高いと見込まれます。
川口市・蕨市・戸田市・鴻巣市・上尾市・桶川市・北本市・伊奈町・朝霞市・志木市・和光市・新座市・草加市

この地域の志願者数は前年度とほとんど変わりがありません(38人増)。倍率ダウン(0.05ポイント以上の差)が11校に対し、アップが10校とバランスもとれています。しかし定員割れ校が7校から5校に減ったことや、1.2倍以上の学校が8校から12校に増えたことから、不合格者数は前年度より128人増えて1,365人となり実質倍率も若干アップしました。
蕨
蕨の倍率には隔年現象があり、2021年度より1.36→1.48→1.34→1.50→1.33倍と推移し、今年度は倍率ダウンの年でした。志願確定者数は420~470人台で推移しており、志願変更でも増減が少なく人気は安定しています。来春は倍率アップの年になるので注意が必要です。
和光国際
和光国際は2022年度から2024年度まで1.4倍台の高倍率が続きましたが、今年度は約60人の減となり1.2倍に落ち込みました。志願者数は285人で300人を切ったのはこの10年間で3回しかありません。これだけ低い倍率になったのは、2026年度より和光と統合して新校として開校することが影響したからかもしれません。しかし新校は「和光国際」という校名を引き継ぐことになったことや、制服も変わることから、来春の入試では志願者が増加する可能性があります。募集人員は普通科240人、外国語科は国際科に変更され80人募集になります。
川口北
川口北は前年度の倍率アップの反動で志願者が70人減となり、2023年度と同じ倍率に戻りました。川口市立(普)に移動した受検生も多かったと思われます。もともと1.2~1.4倍台で推移することが多いことから、来春は志願者増が予想されます。2024年度より3年次のカリキュラムに「文理融合系」が設置されました。文系・理系をバランスよく学習するとともに「データサイエンス」「英語探究」など探究学習も行います。
川口市立
川口市立「普通」は2021~2023年度の3年間1.7~1.9倍の高倍率で激戦が続きましたが、2024年度に併設中学校から1期生が進学してくることが影響したのか、志願者が約180人の大幅減となり、1.2倍台に落ち込みました。今年度はその反動で約40人の増。それに学級減が加わって倍率は1.6倍台に上がっています。逆に「スポーツ科学コース」は2022年度より1.25→1.55→1.64倍と上昇していましたが、今年度は志願者減となり倍率ダウンしました。「普通科」も「スポーツ科学コース」も倍率の変動が激しいので注意が必要です。
上尾
上尾の志願者は30人増えて309人と6年ぶりに300人台に上がりました。2020年度以降1.0~1.2倍台の低めの倍率で推移していましたが、久しぶりに本校らしい入試になりました。しかし来春は1.1~1.2倍台に戻る可能性があります。
伊奈学園総合
伊奈学園総合は中学校からの入学生を除くと高校募集は720人前後になるマンモス校です。その割に志願倍率は安定しており、最近の5年間は2021年度より1.24→1.19→1.24→1.18→1.20倍と狭い範囲で隔年現象がみられます。今年度は倍率アップの年でしたが微増でとどまり、2023年度の倍率までは上がりませんでした。実質倍率も1.17→1.19倍とほとんど動いていません。ほぼ同レベルの上尾の志願者が増加しているので同校に移動したのかもしれません。
朝霞
朝霞は70人の志願者増で1.3倍台に上がり、最近の10年間の最高倍率を記録しました。2022年度入試で学級増による定員割れになって以降、3年連続で倍率アップしています。前年度に倍率アップした所沢西や所沢などからの移動があったのでしょうか。不合格者数は受検生の4分の1に当たる108人と3桁に上り、厳しい入試になっています。来春は反動で志願者減が予想されます。進学重視の単位制というのが最大の特徴です。進学したあとの将来の職業を見据えた多様な選択科目が設置されています。
川口
川口の2021年度から2024年度までの志願者数は362→416→374→425人と増えたり減ったりする隔年現象の動きがあります。一方、倍率は募集学級の増減があったことから1.14→1.16→1.18→1.34倍と推移しており、2024年度は1.3倍台にアップしました。今年度は隔年現象による志願者減の年で、しかも前年度の高倍率の反動もあったため、志願者数は300人台に戻るかと予想されましたが、400人を維持し倍率も1.2倍台で留まっています。進学実績が好調なことや、さいたま市・川口市の生徒数が増加していることが影響しているのかもしれません。
南稜
南稜はこの5年間の志願者数が430→418→405→420→422人、倍率が1.35→1.31→1.27→1.32→1.33倍と安定した志願者数と倍率が続きます。外国語科が併置されていることから、普通科でも国際理解教育に力を入れています。中断されていたオーストラリアへの海外研修を2025年度から再開に向けて準備しているとのことです。
草加
草加は2021年度から入試状況が変わりました。それまでは志願者数が400人を超え、倍率も1.1倍~1.3倍で推移していましたが、2021年度から300人台に減少し倍率も1.0倍台に下がり、以降このような状況が続いています。今年度は志願者が16人増加しましたが390人でとどまり、倍率も1.0倍台から抜け出せませんでした。
朝霞西
朝霞西の志願者数は2022年度より403→386→377→354人と減少傾向が続いています。一方で倍率は1.13→1.08→1.19→1.11倍と上がったり下がったりしています。これは2022年度と2023年度が増学級での募集になったためです。今年度は不合格者が減って比較的緩やかな入試になりました。志願者数の減少傾向が続けば、倍率はさらに下がる可能性があります。
草加南
草加南は2年連続で志願者増となり、5年ぶりに1.2倍台にアップ。不合格者数も前年度の15人から46人へと3倍に増え、本校としては厳しい入試になりました。私立の叡明や浦和実業の出願基準が上がったことから、本校に移動してきたのかもしれません。外国語科があることから国際理解教育に熱心で、オーストラリアへの海外研修と国内のブリティッシュヒルズへの研修があります。
草加東
草加東の倍率は2020年度を境に倍率が変わりました。それまでは1.2~1.3倍台で推移していましたが、2020年度から1.1倍台に下がり、この3年間も1.1倍台が続きます。志願締切時に1.2倍台に上がっても志願変更で減少し、1.1倍台に落ち着くという状況です。
鳩ケ谷
鳩ケ谷は32人の志願者増で、7年ぶりに200人を超えました。1.2倍以上になるのが本校の標準的な倍率ですが、2023、2024年度と1.1倍台が続いたことから、今年度は反動が現れた形です。不合格者は前年度(25人)の倍以上(57人)に増え、やや厳しい入試になりました。来春は反動で志願者減になる可能性が大きいと思います。
桶川
桶川はこの3年間、280~290人の志願者数で募集人員の278人をわずかに上回っていますが、不合格者の少ない入試が続きます。上尾市、桶川市、伊奈町で入学生の7割強を占めており、通学圏が固定していることから志願者が増えにくいのかもしれません。
鴻巣
鴻巣は2021年度から入試状況が変わり、それまでの志願者数230~250人台から210人台に減少しています。倍率も1.1~1.3倍が1.0倍台に落ち込み、今年度も1.02倍で不合格者4人という緩やかな入試になりました。私立志向の高まりの影響を受けた入試状況といえます。今後も私立志向は続くと見込まれるので本校の倍率も上がりにくいでしょう。
志木
志木の志願者数は290~300人が標準的な人数です。2020年度までは7学級募集であったことから、倍率は1.0~1.1倍台で推移していたものの、6学級になると1.2倍以上に上がります。2023年度からは6学級募集が続き、2024、2025年度とこの標準的な志願者数を維持したことから倍率は1.26倍と本校としては高い倍率が続きました。
上尾鷹の台
上尾鷹の台はもともと倍率に変動があり、2021年度までは1.0~1.2倍台で推移していました。2021、2022年度と募集学級の増減があったことも志願者数の変動に影響を与えていたようです。しかし2023年度から5学級募集が続き、それに伴い志願者数が200人前後という本校としては少ない人数になったことから、倍率は1倍前後で推移し緩やかな入試が続いています。
草加西
草加西は今年度県内で唯一学級増になった学校です。前年度増学級だった越谷東がもとの7学級募集に戻ったこと、川口市立も学級減になり、さらに川口市の生徒数増などの影響によるものかもしれません。この学級増と前年度の定員割れの反動で志願者は80人の大幅増、最近の10年間でもっと多い300人以上を集めました。来年度は元の6学級募集に戻るので志願者減が予想されますが、1倍以上の倍率は維持すると見込まれます。2年次より文系、教育系、福祉系、医療系、理系の5類型が導入されており本校の最大の特色になっています。
新座柳瀬
新座柳瀬は2020年度までは6学級募集、2021年度より5学級募集に変わっています。そのため志願者数も220人台で推移するようになり、倍率は2024年度まで1.1倍台が続きました。しかし今年度は15人の微減となり1.0倍台に下がり、久しぶりに緩やかな入試になっています。来年度は志願者増が予想されます。校内に特別支援学校の分校があり、インクルーシブ教育を推進しています。
川口東
川口東はこの3年間、300人を超える志願者数を集め、倍率も1.1倍台が続きます。今年度は15人の微増でしたが、川口市やさいたま市の生徒増の影響を受けたものと考えられます。これらの地域からの入学生が多く、約7割が自転車通学をしています。
上尾南
上尾南は2022年度からの4年間、志願者数が250人台、倍率は1.05~1.08倍と安定した入試が続いています。不合格者も少なく合格率は95%前後で推移しています。本校にも特別支援学校の分校があり、インクルーシブ教育を推進しています。
川口青陵
川口青陵は隔年現象の動きが見られます。2021年度からの志願者数は301→288→301→282→306人、倍率は1.08→1.04→1.08→1.01→1.10倍と推移しています。いずれも小幅での動きで大きく変動することはありません。来春は倍率ダウンの年になります。大学・短大・専門学校への進学率が80%を超える高い水準を維持しています。
鴻巣女子
鴻巣女子「普」は5年連続定員割れの入試が続きます。今年度は18人の志願者減になり、0.7倍台に落ち込みました。併設する保育科も定員割れ、1倍を超えた家政科学科から保育科に1人、普通科に4人の第二志望合格を出していますが、それでも募集人員を満たすことはできませんでした。
北本
北本も5年連続定員割れで受検生全員が合格するという入試が続きます。今年度は31人の志願者減となり、ついに100人を割り込み、最近の10年間でもっとも低い倍率を記録しました。北本市や鴻巣市の生徒数減の影響に加え、通信制志向の高まりにより志願者が集まりにくい環境にあるようです。来年度は1学級減での募集になります。今年度の反動で志願者が増えれば1倍を超える可能性があります。
桶川西
桶川西も定員割れの入試が続きます。前年度に志願者が60人にまで減り、倍率も0.38倍と募集人員の半数にも達しませんでした。今年度は反動で40人増えましたが、倍率は0.63倍で1倍には遠く及びません。来年度は1学級減での募集になります。しかしこのような志願状況が続けば定員割れの入試が続くと見込まれます。
新座
新座は2020年度から2024年度までの志願者数が184→203→185→215→194人、倍率が0.93→1.03→0.93→1.09→0.98倍と隔年現象の動きがありました。この流れから今年度は志願者増、倍率アップの年に当たっていましたが、志願者は増えませんでした。通信制志向の影響なのかもしれません。
上尾橘
上尾橘は5年連続で定員割れが続いています。今年度は37人の志願者減となり倍率は0.39倍まで落ち込み、最近の10年間でもっとも低い倍率を記録しました。募集人員の半数も満たない志願者数になったのも初めてです。やはり通信制志向の影響と思われます。来年度は1学級減での募集になりますが、定員割れから抜け出すのは難しいかもしれません。