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【国語】高校入試対策!効率の良い勉強法のコツ

勉強のコツ

2021.05.26

  • #勉強法

2021.05.26

国語はほかの科目とは異なり、公式や単語を覚えるといった、繰り返し学習するイメージはあまりないかもしれません。しかし、国語の試験においても、より点数を取るためのコツはいくつもあります。

本記事では、高校入試の突破に向けた国語の勉強法をご紹介。しっかりと的確な方法で計画的に学習を進めることで、どんどん点数アップにつながっていきます。もし国語の勉強法に迷っている場合には参考にしてみてください。

国語の高校入試を構成する4要素

都道府県や学校によって異なりますが、高校入試の大まかな出題傾向としては、漢字・文法・古文または漢文・長文読解の4つです。まずはこの4分野を勉強することで、点数アップにつながることを覚えておくと良いでしょう。

ちなみに配点の割合が多いのは長文読解です。学校の定期テストであれば教科書に載っている文章から出題されますが、高校入試においてはどんな文章が問題になるのか分からないので、勉強のしようがないと感じてしまうかもしれません。

しかし、国語の長文読解も、本番前にしっかりと対策をしておくことで、点数が取れる部分でもあります。国語に苦手意識がある場合には、長文読解に集中して勉強するのも1つの手でしょう。

どの分野でも着実に点数を獲得していくためのコツを解説していきます。国語力の底上げにつながるポイントを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

国語の高校入試に向けた対策4選

国語の高校入試に向けた対策4選

漢字や文法をマスターする

漢字や文法は長文読解とは違い、知識勝負です。漢字や文法はよく知っているという場合にはさほど時間を費やす必要はありませんが、可能であれば少しずつ問題集を解いて覚えていくと良いでしょう。

わからない漢字や文法が出てきた場合には、単語カードを使って暗記するのがおすすめです。例えば、漢字であれば、読みを見て書く・漢字を見て読む、このどちらもできれば完全に覚えている証拠です。わからない漢字を何度も書いて練習する方法もありますが、ひたすら書くだけではただの作業になってしまい、頭に定着しないことも少なくありません。

そこで、単語カードの表裏それぞれに漢字か読み仮名を書いておき、めくりながら勉強していくことで、自然に知識のインプットとアウトプットができます。

慣用句や品詞といった文法も同じように、意味を見て言葉を当てる・言葉を見て意味を言うことの両方ができることが重要なので、漢字と同じように単語カードを使って覚えるのがうってつけです。

古文・漢文の基礎を固める

古文や漢文についても、きちんと覚えておくことで点数が出やすくなる分野です。例えば古文であれば、長文読解のような形式の文章題が出題されますが、 文はさほど長いものではなく内容も決して難しくありません。

そのため、歴史的仮名遣い・助動詞の意味や使い方・係り結び・古語などを頭に入れておけば、基本的にはスラスラと解けるようになります。古文もいわば暗記ものなので、定着していない内容は、単語カードを使って頭に入れていくのも手です。
そのほかにも、語呂合わせで覚えやすくしている参考書もあるので、上手く活用して学習していくと良いでしょう。

また、漢文は、主に訓読文の漢詩の問題が出されます。最初にマスターしておきたいのが、返り点を見て書き下し文にすること。書き下し文にする問題はよく出題されますし、訓読文のままでは内容が読み取れません。

さらには漢詩の形式・対句や押韻の適用箇所・漢字の読み書きなども出やすい問題です。漢文も暗記が多いので、単語カードや参考書を活用しながら覚えていきましょう。

なお、現代語訳の出題もあるので、問題演習をしながらその都度言葉の意味も確認しておくのがおすすめです。漢文は故事成語の内容が多く、試験に使われるものも限られているため、どんどん問題をこなしていく学習方法が適しているでしょう。

長文読解に慣れておく

長文読解の大きな特徴は、問題の解答が必ず出題文の中にあるという点です。出題された文章をしっかりと読み解ければ、正解が導き出せます。そのため、「勉強しなくても国語が得意」というケースも多くあります。

長文読解が得意なのは、大抵は本が好きだったり普段から読んでいたりなど、元々長い文章に慣れていて作者の伝えたい結論や登場人物の気持ちを読み取る癖が付いている人でしょう。わざわざ勉強しなくても、自然と読解ができるようになっているのです。

しかし、長文にあまり慣れていないと、まずは出題文を読むのに時間が掛かってしまいます。そこで国語が苦手な場合には、長文に慣れることから始めると良いでしょう。決して受験前にたくさん本を読めというわけではありません。

あくまで入試レベルの長文に触れておけば良いので、練習問題の数をこなしてコツをつかむのがおすすめです。例えば「次の選択肢のうち、間違っている内容を選びなさい」など、出題形式もパターン化されています。設問の方法をある程度把握しておくだけでも問題を解くスピードは上がりますし、自分に合った解き方も身についてくるので、どんどん問題演習を進めていくと良いでしょう。

記述問題のルールを覚える

長文読解の中には、記述で解答する問題もあります。記述問題については選択式よりも配点が高くなるため、確実に点数を取るには押さえておきたいポイントです。

文章で解答するとなると、書き方は人によって異なるため正解が分からないという人も少なくないでしょう。しかし、国語の試験における記述問題の正解は、実はほぼ1つしかありません。なぜなら記述問題の解答も全て出題文の中にあり、本文中からそのまま抜き出すのが正解だからです。

例えば「~~の部分にある『このような』とは、どのような内容を指すか答えなさい」という場合には、設問に書かれている該当箇所よりも前の部分に必ず出てきます。

また「〇〇が△△になる理由を答えなさい」という場合は、設問として抜き出されている内容の後にある、「~~なので・~~だから」などの接続助詞がある部分をそのまま記載するのが正解です。最大のコツは、出題文にある文章を書き換えずに「抜き出す」こと。

あとは設問に合わせて、「なぜ?」には「~だから。~のため。」というように、適切な文末で終わらせれば完璧です。あとは設問をよく読み、正しく句読点を付けることを意識しましょう。

効率良くできる国語の受験勉強法

ではここからは高校入試に向けて、時間のムダなく勉強ができる方法をご紹介します。

過去問を解く

志望校が決まっているのであれば、その学校の過去問を最低でも3年分は解いておきましょう。もちろん本番で同じ問題が出ることはありませんが、過去問を練習しておけば、各学校の大まかな出題パターンがつかめてくるようになります。

入試問題に慣れる意味でも、本番までに過去問での問題演習をしておくと良いでしょう。また書店などで販売されている問題集の中には、全国の公立高校入試の過去問を集めたものもあります。さまざまな試験問題を経験してみたいという場合に活用してみるのも1つの手でしょう。

苦手な分野を集中的に対策

前の項目にあるように過去問を解いて勉強していくと、自分の苦手な部分がだんだんと明確になってきます。国語の試験のどの分野もまんべんなく解けるのであれば問題はありませんが、明らかに差がある時には、不得意な部分だけ集中的に対策したほうが時間のムダがありません。

文法・古文・長文読解といったように各分野に特化した問題集がたくさん出ているので、とりあえず得意なものは後回しにして苦手意識を克服したほうが、確実な点数アップが狙えるでしょう。

時間を計測しながら問題演習をする

自宅で勉強していると忘れてしまいがちですが、受験当日は限られた時間の中で問題を解いていかなければなりません。本番を想定した練習のためにも、入試と同じ時間内での問題演習もしておきましょう。

どの出題に、どれくらいの時間が掛かるのか自分の中で把握しておくことで、受験前に適切なペース配分ができるようになります。特に長文読解では問題文を読むのに時間を取られがちなので、きちんと解答まで辿り着けるスピード感をつかんでおくと良いでしょう。

本番ではどうしても不安や焦りを感じてしまうものですが、少しでも心を落ち着かせるためには、模擬練習を含んだ万全の準備をしておくのがおすすめです。

高校入試に必要な力が身につく勉強法を

志望校の合格に向けて対策をするのは当然ですが、ただやみくもに勉強するだけでは、せっかく時間を掛けても点数アップには上手くつながりません。受験において重要なのは、自分に合った学習方法で試験を突破できる力を身につけておくことです。

どの部分で点数を取るべきなのか、どんな知識があれば入試問題を解けるのか、受験勉強を本格的に始める前に一度確認することをおすすめします。
そして自分にとってのベストな勉強法で準備を進めて、自信を持って本番に臨める態勢にしておきましょう。

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