
7月9日、2026(R8)年度千葉県公立高入試の検査内容が発表されました。
前年度との変更点をまとめましたのでご参考ください。
▼詳細は以下のページでご覧いただけます。▼
令和8年度千葉県公立高等学校入学者選抜「一般入学者選抜」等における検査の内容等について/千葉県
全日制の変更点
県立千葉
「そのほかの検査(思考力を問う問題)」から作文に変更されます。新入試制度になっていち早く「思考力を問う問題」を導入した同校でしたが、受検生の負担軽減のためか作文に変更されます。この変更により下降傾向であった志願倍率に影響を及ぼす可能性があります。
千葉東
「そのほかの検査(思考力を問う問題)」から小論文に変更されます。2022年度まで作文を実施しており、2023年度より「思考力を問う問題」に変更しましたが、来年度からは「小論文」になります。
県立千葉と千葉東が「思考力を問う問題」から撤退したことで、この検査の実施校は東葛飾1校だけになりました。
京葉工業
自己表現検査から面接に変更です。これまでの自己表現検査は「志望動機に加え、これまで自分が力を入れてきたことやその成果、将来の目標などを発表する」検査でしたが、面接形式に変更になります。
磯辺
作文から面接の変更です。作文は50分で400~600字の検査で、満点は20点でした。面接は全日制高校の6割が実施している検査ですから、志望校選択の障害になりにくく受けやすくなるでしょう。
白井
面接から自己表現に変更します。白井の面接は受検生5人のグループ面接でしたが、自己表現に変わることで検査方法も変わると考えられます。学校からの情報に注意しましょう。
多古
面接と自己表現を実施していましたが、面接のみになります。多古の自己表現は50分600字程度で記述する文章による検査と陸上、バスケットボール、卓球、ソフトテニスなどの実技検査の選択式でした。受検生にとっては検査の負担が減ることになるので受けやすくなるでしょう。
市立千葉
小論文が作文になります。これまでの小論文は50分で500~600字で実施、10点満点で採点されていました。その評価項目と評価基準は以下のようでした。これらは作文になっても重要な項目と考えられるので、対策としてはあまり変わらないかもしれません。
<参考:2025年度入試の市立千葉の「小論文」の評価項目と評価基準>
評価項目 |
評価基準 |
ア 字数・全体構成 |
・決められた字数に収まっている ・文章が完結している ・指示に従った原稿用紙の使い方をしている |
イ 内容・文章表現 |
・自分の主張・考えがきちんと書かれている ・題意に即した内容になっている |
三部制定時制の変更点
松戸南
学力検査の教科数が5教科から3教科に変更されます
佐倉南
学力検査の教科数が5教科から3教科に変更されます
地域連携アクティブスクールの変更点
行徳
第1日に国数英の3教科の検査とともに実施していた作文が第2日に移動されます
自分の志望校が学力検査以外にどのような検査を実施するのかつかんでおきましょう。
さらに、志望校のホームページに前年度の「一般入学者選抜の選抜・評価方法」が掲載されているので、前年度の検査がどのように実施されどのように評価されたのか確認しておきましょう。