
9月25日、東京都教育委員会より2026(R6)年度都立高校入学者選抜募集要綱が発表されました。選抜方法等に関して前年度とのおもな変更点をまとめましたのでご参考ください。
都立高等学校入学者選抜募集要綱はこちらからご覧になれます。
令和8年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について|9月|東京都教育委員会
目次
1.分割募集の廃止(全日制のみ)
全日制の一部の学校で実施していた分割募集(※)が廃止され、第一次募集で募集人員のすべてを対象に募集を行います。
前年度の実施校は次の通りです。( )内は2025年度入試のあらかじめ設定された分割後期募集人員です。
日本橋(10),八潮(20),蒲田(24),田園調布(12),深沢(16),竹台(16),大山(20),田柄(18),青井(20),足立新田(13),足立東(16),淵江(10),南葛飾(10),府中東(13),山崎(19),東村山(20),羽村(17),秋留台(30),中野工科(21),練馬工科(17),野津田「体育」(4) |
なお、昼間定時制で実施していた分割募集は引き続き行われます。前年度の分割募集実施校は次の通りです。
一橋(48),浅草(44),荻窪(48),八王子拓真(48),砂川(30) |
2.通信制高校の募集の変更
通信制課程の募集はこれまで4月に1回のみ実施していました。2026年度からは前期と後期の2回に分けて行われます。
前期は2月22日、後期は学校によって異なり以下のようになります。

3.深沢の比率の変更
深沢の選抜方法が変わります。学力検査の得点と調査書の比率を従来の「7:3」に加え「10:0」でも総合得点を算出し、そのどちらか高い方が受検生の総合得点になります。
オール2の受検生で学力検査が210点、スピーキングテストの結果がCの場合は次のようになり、10:0で算出した総合得点が受検生の成績になります。

4.定時制の二次募集の志願変更とりやめ
夜間の定時制で実施していた第二次募集での志願変更をとりやめます。
夜間定時制の二次募集の倍率が低いこと、志願変更の実績がほとんどないことなどを理由としています。なお2025年度入試の最終応募倍率は0.09倍で志願変更した人はいませんでした。
5.自己PRカードの提出の変更
自己PRカードは面接を実施する推薦入試や一部の一般入試を志願する際に提出しており、それ以外の受検生は合格後に提出していました。この合格後の提出をやめて面接実施校の志願者のみ提出することになりました。
6.一般推薦入試の変更
①一般推薦入試のとりやめ
- 八丈(普通科,併合科)
②一般推薦入試の変更
- 深沢・・集団討論とりやめ(配点は下記参照)
- 篠崎・・集団討論とりやめ(配点は調査書500,個人面接400,作文100)
- 東大和南・・集団討論とりやめ(配点は調査書450,個人面接250,作文200)
- 永山・・集団討論とりやめ(配点は調査書450,個人面接225,作文225)
- 立川「創造理数」・・推薦枠の縮小 20%→15%
- 東久留米総合・・集団討論とりやめ(配点は調査書900,個人面接400,作文500)
③一般推薦入試の配点等の変更

7.文化スポーツ等特別推薦の変更
①検査の変更
- 高島・・作文(100)廃止(配点は調査書200,集団面接300,実技300)
②配点の変更

③新規実施種目(☆は新規実施校)

④実施種目のとりやめと募集人員の変更

8.実技検査の変更(文化・スポーツ等特別推薦除く)

9.一般入試第二次募集の変更
①検査の変更
- 足立新田・・・面接廃止
- 淵江・・・面接廃止
- 羽村・・・面接廃止