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2025(R8)年度 東京都立高入試 募集人員

入試情報

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2025.10.31

  • #私立高校受験

2025.10.31

東京都立高校受験の仕組みや選抜方法

10月23日、東京都教育委員会より2026(R8)年度都立高入試の募集人員が発表されました。

公立中学3年生の生徒数は前年度より約240人の減でとどまっていることから、全日制の募集学級の増減は少なく、多くの学校では前年度と同じ募集人員で入試が行われることになります。

一方で定時制では6校が募集停止になり、通信制では前後期に分けて募集するなどの変更点があります。

募集学級の増減表のほか定時制、通信制等の変更点をまとめましたのでご参考ください。

なお、各校の募集人員等は都教委の以下のページでご覧いただけます。

令和8年度東京都立高等学校等の第一学年生徒の募集人員等について|10月|東京都教育委員会

1.全日制全体

2.深沢の改編による学級減

2025(R7)年度の募集人員には分割後期募集の分は含まれていません。なお2026(R8)年度より全日制の分割募集は廃止されます。

受検倍率は一般入試第一次募集(分割前期募集)の倍率です。

深沢は不登校生徒や不登校経験生徒などを受け入れる学校として大きく変わります。

学年制から単位制に改編されることで登校時間が選べるようになり、生徒の適性や興味・関心、進路希望に応じた多様な選択科目が設置されることになります。探究活動や体験活動が増えるとともに、オンデマンド教材等を活用して学習の成果を単位認定する取組も行います。またスクールカウンセラー等を常置配置し教育相談体制も充実されます。

入試の選抜方法も変わります。一般入試において従来の7:3のほか10:0でも総合得点を算出し高い方を受検生の総合成績とします。

これらの変更によって受検生がどれだけ集まるか注目されます。

3.学級増(2校 +2学級)

受検倍率は一般入試第一次募集の倍率です。

両校とも人気校だけに、この募集増は受検生にとって朗報といえるでしょう。

三田は品川区や大田区のほか江戸川区、江東区、足立区、板橋区など幅広い範囲から多くの生徒が集まります。今春の2025(R7)年度入試は、受検者数が30人以上減って327人となり、この5年間でもっとも少なくなりました。このため、2026(R8)年度はその反動で受検者増が増える可能性があります。しかし、仮に2024(R6)年度並みの359人になっても、倍率は学級増に吸収されて1.52倍になるので、今春より低い倍率になります。

一方で、石神井は近隣の地域からの入学生が多く、三田とは好対照です。地元練馬区や杉並区のほか、西東京市や武蔵野市、小平市など多摩地区からの入学生で9割程度を占めています。自転車通学が多く、生徒の約半数が通学時間30分未満です。受検者数は増えたり減ったりする隔年現象があり、2022(R4)年度より375→450→333→370人と推移、倍率も1.69→1.78→1.51→1.68倍と上がったり下がったりしています。この流れからすると、2026(R8)年度は受検者減、倍率ダウンの年に当たりますが、学級増が呼び水となって逆に受検者が増えるかもしれず油断できません。

4.学級減(3校 -3学級)

受検倍率は一般入試第一次募集の倍率です。

一方、学級減になる普通科の両校も人気校です。

竹早は、2025(R7)年度の増学級が元に戻った形です。今春の受検者数は2024(R6)年度とほとんど変わらず(269→299人)、倍率だけ学級増の分下がりました(1.67→1.43倍)。受検者数が300人に満たないというのは本校としては少ない方なので、2026(R8)年度は受検者増の可能性があります。2023(R5)年度の319人になると仮定すると、倍率は1.8倍程度まで上がります。学級減による高倍率を敬遠して受検者が2019(H31)年度の273人に減ったとしても、倍率は1.5倍台で今春より高くなります。

広尾も2025(R7)年度に増学級になっており、元の5学級募集に戻ります。今春の2025(R7)年度入試では受検者数は微減で倍率は1.4倍台に落ち込み、本校としては緩やかな入試になりました。受検者数273人も本校としては少ない人数です。人気校だけに2026(R8)年度はこの反動が予想され、2023(R5)年度の296人に増えると1.9倍程度までアップ、今春と同じ273人でも1.7倍台に上がります。

一方、総合工科「電気・情報デザイン」の募集減は今春の受検者数(募集人員42人に対し14人受検)に合わせたような形です。他の「機械・自動車」(0.95倍)、「建築・都市工学」(0.40倍)も定員割れになっていることから大きな影響はないと考えられます。

5.全日制の分割募集廃止による第一次募集人員の増加

分割募集廃止により分割後期の分が第一次募集の募集人員に上乗せされます。

田柄は在京外国人生徒募集の募集人員が5人増えたため、
第一次募集の募集人員は2025(R7)年度の分割後期募集人員18人より5人少ない13人の増になりました。

上記のうち、竹台南葛飾東村山は人気校で今春も厳しい入試でした。この募集増により倍率が下がる可能性があるものの楽な入試にはならないでしょう。日本橋田園調布足立東府中東も高倍率になることが多い人気校です。しかし、2025(R7)年度は私立志向の影響か倍率ダウンし緩やかな入試でした。従って2026(R8)年度は受検者増の可能性が高い学校といえます。ただこのように募集人員が増加することから、倍率はやや抑えられることになるでしょう。八潮蒲田足立新田淵江青井山崎秋留台は分割後期分が上乗せされることで、多少受検者数が増加しても緩やかな入試は続くものと予想されます。また、大山田柄羽村も定員割れの入試が続いていることから、2026(R8)年度も同じような入試になりそうです。

専門学科の中野工科練馬工科野津田「体育」も同様で募集増が呼び水になって受検者増になったとしても高倍率にはならないでしょう。

6.定時制の募集停止(6校 -7学級)

7.チャレンジスクールの募集人員増(2校 +30人)

このほか、立川緑が第2学年相当の募集を15人で実施します。

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