私立高校の合格を目指す場合、どのような対策を立てればよいのでしょうか。
今回は、私立高校を受験する方法のほか、一般的な私立高校で取り入れられている入試問題の傾向について紹介します。
目次
私立高校受験では学力が重視されることが多い
私立高校の受験では、公立高校受験よりも内申点の比重が小さいことが一般的です。内申点に自信がない場合でも、私立高校受験はチャレンジできます。
私立高校を受験する方法
それでは私立高校を受験する方法には、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、私立高校を受験する方法を2つ紹介します。
◇私立高校を受験する方法2つ
- 私立高校を単願で受験する
- 私立高校を併願で受験する
以下、具体的にこれら2つの方法について説明します。
1. 私立高校を単願で受験する
あくまでも私立高校のみを単願で受験する方法です。
他の高校を受験せず、必ずその高校に入学することが条件となります。
単願で私立高校を受験する場合は、「単願推薦」の制度を利用すると、高確率で合格できます。ただし、「単願推薦」を利用するには、受験校の推薦基準(内申点や欠席日数等)を満たしていなければなりません。
もし、推薦をもらえなかったときは、一般入試で受験することになります。学校によっては、一般入試で第一希望の場合、加点の優遇措置を設けている場合もありますので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
2. 私立高校を併願で受験する
私立高校を併願で受験する場合、次の2つのパターンが考えられます。
- 公立高校の併願校として私立高校を受験する
- 私立高校の併願校として私立高校を受験する
公立高校の併願校として私立高校を受験する場合、第一志望校として公立高校の受験を検討する人も多いのではないでしょうか。
さまざまな面で異なるポイントがある公立・私立の受験勉強を効率よく進めるためには、多くの私立高校で採用されている「併願推薦」や「併願優遇」といった制度を利用するのがおすすめです。
これら2つの制度は、一定の内申基準をクリアした生徒に対して、一般入試の負担軽減をはかるものとなっているため、私立高校は第二志望として合格しておきたい場合におすすめです。
また、私立高校の併願校として私立高校を受験する場合は、各学校の入試日程や難易度などを確認した上でスケジュールを組むと良いでしょう。
学校によっては、複数コースを設置している場合もあり、合格の基準も異なるため、早めに正確な情報を収集していきましょう。
私立高校の入試問題の傾向とは
一般的に私立高校の入試問題には、次のような傾向があります。
◇私立高校入試問題の傾向3つ
- 全体的に問題数が多い
- 発展的内容を取り扱った問題も出題される
- すべての問題が解ける必要はない
以下、具体的にこれら私立高校入試問題の傾向を解説し、取るべき戦略についてご紹介します。
1. 全体的に問題数が多い
一般的に問題数が多めで、1問1問にじっくりと時間をかけられる余裕はありません。
少しでも多くの問題を解くためにはスピードが求められます。同時に正確性も重要な要素となりますので、日頃から解答にかかった時間をストップウォッチで計るなど、時間を意識した勉強をすることが大切です。
2. 発展的内容を取り扱った問題も出題される
公立高校の入試問題と比較し、発展問題も出題される傾向にあります。
そのため、基本的な問題だけではなく、応用問題などの演習にも積極的に取り組む必要があります。
3. すべての問題が解ける必要はない
学校によっても異なりますが、多くの学校では合格ラインさえ超えれば、解けない問題があっても合格できます。
満点をねらう必要はなく、基礎問題や標準問題を確実に得点することが重要です。そのため、他の受験生が解けないような難問については、捨て問題として手を出さないのも一つの方法といえるでしょう。
私立高校受験は戦略の立てかた次第で合格が近づく
私立高校の受験制度は、各学校やコースによって異なるため、早めかつ正確な情報収集が必要となります。
入試問題の傾向をつかみ、対策することが合格への第一歩となります。志望する私立高校がある人は、ぜひホームページなどを参考に情報を集めてみてはいかがでしょうか。