6月7日,2025(R7)年度神奈川公立高入試の選考基準が発表されました。
前年度との主な変更点についてまとめましたのでご参考ください。
神奈川県教育委員会からの発表資料はこちらからご覧になれます。
令和7年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準の公表について – 神奈川県ホームページ (pref.kanagawa.jp)
比率の変更
※評定は学習の記録の評定,評価は主体的に学習に取り組む態度の評価
2024(R6)年度入試で,共通の検査としての面接の廃止,第2次選考で「主体的に学習に取り組む態度」の活用など大きな制度改革が行われました。
そのせいか,2025(R7)年度入試では,選考基準を変更する学校はそれほど多くはありませんでした。
比率を変更する学校も上記の9校にとどまっています。
変更した学校では,第1次選考では学力重視の4:6や調査書重視の6:4から,両者を同等にみる5:5に変更する学校が多く,第2次選考では「主体的に学習に取り組む態度」の比率を上げる学校が多くみられました。
これにより,第1次選考で5:5の比率で選考する学校・学科は前年度の49%から52%へ,第2次選考では8:2の比率が67%から64%に減少し,7:3が14%から18%に増えました。
第1次選考では調査書の評定と学力検査の得点力をバランスよく高める必要があります。 また第2次選考では日々の授業に積極的に取り組むことが重要になります。
重点化の廃止
次の3校が重点化をとりやめます。[調]は調査書,[学]は学力検査
重点化の実施校は年々少なくなっています。
重点化をしてもしなくても合否に大きな影響がないと思われること,選抜時の煩雑さを解消することなどが理由として考えられます。
その他の変更
●二俣川看護福祉が看護科を普通科に改編します。新たな普通科の選考基準は以下の通りです。
なお,同校は学校名を変更することになっています。
●単位制・定時制の相模向陽館では面接と自己表現検査の配点を変更しました。
面接について観点ごとに点数化し合計する(M=50点満点)→(M=40点満点) 自己表現検査について観点ごとに点数化して合計する(T=20点満点)→(T=30点満点) |