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受験用語集 part2~学校の種類(仕組み)

入試情報

2021.05.27

2021.05.27

受験用語集 part2~学校の種類(仕組み)

高校受験の準備中、聞き慣れない言葉が出てきて戸惑う人もいるでしょう。最適な受験校を選ぶためにも、こうした「高校受験用語」を正しく理解しておかなければなりません。
そこで今回は、学校の種類や仕組みに関する専門用語について解説します。高校受験用語をしっかり理解したうえで、志望校を選びましょう。

高校の種類に関する専門用語

高校の種類に関する専門用語

さっそく高校の種類に関する専門用語とその意味についてご紹介します。高校は義務教育ではないため、それぞれの違いについて理解しておくことで、自分の進路を明確にすることができるでしょう。

学年制

学年制は、ほとんどの全日制高校や定時制高校で採用されている制度のことです。
学年制では一学年ごとに取得しなければならない単位数が決まっています。必要とされる単位が取得できなかった場合は進級できず、留年となってしまう制度です。

留年した場合は、もう一度その学年をやり直して、進級に必要な単位数をすべて取得しなければなりません。

単位制

単位制は学年ごとに決まった単位数を取得するのではなく、卒業までに必要な74単位を3年間もしくは4年間で取得する制度のことです。
学年ごとに取得しなければならない単位数が決められていないため、留年がなく、自分のペースで学習していくことができます。

選択科目のバリエーションが豊富な単位制高校は多く、興味・関心に沿った学習ができることが特徴です。

全日制

全日制高校は修業年限が3年と決まっており、日祝や夏休み・冬休み・春休み以外の週5〜6日は学校に通い、授業を受けます。授業は1日6時間程度です。

ほとんどの全日制高校は入学時期が4月で、転入や編入も一般的には学期末・年度末です。現在、学年制のほとんどが全日制高校ですが、一部単位制の場合もあります。
入試教科数は、公立高校は5教科の場合が多く、私立高校は3教科の場合が多いです。

通信制

通信制高校は、学校から送られてくる課題やレポートを提出して学習を進めていきます。
自宅にいながら高校の学習を受けることができる一般通信コースと、週1〜5日間は学校に通う通学コースがあります。なお、一般通信コースは基本的に自宅学習がメインですが、単位認定のための試験や面接指導がある場合は通学しなければなりません。

公立高校の通信制は、学校の所在地と隣接している都道府県の通信制高校(狭域校)に入学が可能です。私立の場合は、3つ以上の都道府県をまたいだ高校(広域校)にも入学することができます。

定時制

定時制高校=夜間高校というイメージがあるかもしれませんが、必ずしも夜間高校というわけではありません。定時制高校は3年以上在籍して1日4単位程度の集団授業を受け、74単位を取得することを目的とした高校です。

基本的には、全日制高校と同じように日祝・長期休暇を除いた期間の週5日間、学校に通うことになります。昼間部・昼夜部もあり、自分のライフスタイルに合わせて学ぶことが可能です。

なお、定時制で学年制の場合は、学校が決めた時間割で授業を受けることになります。定時制で単位制の場合は、基本的に自分でスケジュールを組みます。

コース制

コース制は公立・私立高校の普通科に所属していながらも、特定のコースに関連した教科を多く学習できることができるものです。たとえば普通科・英語コースや、普通科・体育コース、普通科・美術コースなどがあります。

専門分野に関する教科を重点的に学ぶことができますが、並行して一般教科も学習できます。専門学科高校と比べると、比較的進路変更をしやすいのが特徴といえるでしょう。

専門学科高校

専門学科高校とは特定の専門分野に関して、重点的に学ぶことができる学校です。専門分野は15分野に分けられており、工業を専門に学ぶ高校を工業高校、商業を専門に学ぶ学校を商業高校と呼びます。

一般教科も学びますが、一般的には学年が進むにつれて専門分野の学習が増えていきます。卒業までに国家資格や検定の取得を目標とする場合もあるようです。

総合学科高校

総合学科高校は普通科目・専門科目・職業科目のすべてを幅広く学びます。自分の興味・関心や進路に合わせて科目を選択することが可能です。

卒業後の進路についても、進学はもちろん、専門分野への就職を目指すこともできます。

エンカレッジスクール

エンカレッジスクールとは、中学校まで勉強が苦手だった人が高校から学び直しをする全日制普通科の学校です。
社会生活に必要な基礎学力や基本的学力を身につけることができます。

チャレンジスクール

チャレンジスクールは中学校まで学校を休みがちだった生徒や、なかなか馴染むことができなかった生徒、高校を中退した生徒などを対象とした学校です。生徒は自分の目標を見つけて挑戦し、卒業を目指します。
午前・午後・夜間の3部制で、自分のペースでの学習が可能です。

高校の種類を理解して自分に合った進学先を見つけよう

時代とともに高校の種類は増えており、一人ひとりが自分に合った方法で学ぶことができるようになっています。
受験する高校を決めるときは、まずは高校受験用語を正しく知っておくことが大切です。また、高校の種類や特徴についても押さえておきましょう。
自分に一番合ったスタイルで学べるかどうかを考えて、志望校を選んでください。

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