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2021(令和3)年度(令和4年3月卒) 神奈川県公立中学校の進路状況

入試情報

2022.09.02

2022.09.02

神奈川県の公立高校受験の仕組みや選抜方法

8月9日、神奈川県教育委員会より令和3年度(令和4年3月卒)公立中学校卒業者の進路状況が発表されました。

どんな特徴があったのか見てみましょう。

詳細は以下のページをご覧ください。

「令和3年度 公立中学校等卒業者の進路の状況」集計結果(概要と統計表) – 神奈川県ホームページ

最近5年間の進路状況

最近5年間の進路状況をまとめると次のようになります。

H29年度
(H30年3月卒)
H30年度
(H31年3月卒)
R元年度
(R2年3月卒)
R2年度
(R3年3月卒)
R3年度
(R4年3月卒)
卒業者数69,140人68,742人67,115人65,159人67,124人
公立進学者数
(%
42,824人
(61.94%)
42,347人
(61.60%)
40,637人
(60.55%)
39,160人
(60.10%)
39,582
(58.97%)
私立進学者数
(%)
19,420人
(28.09%)
19,298人
(28.07%)
19,418人
(28.93%)
18,948人
(29.08%)
19,838人
(29.55%)
定時制進学者数
(%)
1,780人
(2.57%)
1,516人
(2.21%)
1,407人
(2.10%)
1,227人
(1.88%)
1,227人
(1.88%)
通信制進学者数
(%)
2,717人
(3.93%)
3,034人
(4.41%)
3,222人
(4.80%)
3,540人
(5.43%)
4,029人
(6.00%)
※私立進学者は県内と県外合わせた私立高進学者

最近5年間の特徴

これを見ると、次のような特徴を挙げることができます。

  • 公立高校への進学率は下降傾向である
  • 私立高校への進学率は上昇傾向である
  • 通信制高校への進学率は上昇傾向で毎年過去最高を記録している

先週、このコラムで東京都の進学状況を見ましたが、それと全く同じ特徴です。

特に公立高の進学率58.97%は今の入試制度になった平成25年度以降で最も低く、しかも初めて60%を切りましたし、私立高への進学率は平成25年度以降もっとも高い進学率を記録しました。このように公立離れ・私立志向の傾向がはっきり現れました。

一方、通信制高校への進学率も初めて6%台に乗り、やはり通信制志向も明確になってきています。

今後この傾向が大きく変わることは考えにくく、公立高入試の倍率が大幅に上がる可能性は低いと思われます。しかし公立高の募集枠は縮小傾向にあるので、10月下旬に発表される公立高募集人員には注意しましょう。

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