10月26日、東京都教育委員会より2024(R6)年度都立高入試の募集人員が発表されました。
計画進学率を94%から93%に下げたため、全日制では4校で募集増、14校で減となり、全体の募集人員は10学級395人減の40,635人になりました。
また、工業系高校の4校で学科改編がありました。
募集学級の増減表に今春の一般入試の受検倍率を記した一覧表等を作成しましたのでご参考ください。
なお、各校の募集人員等は都教委の以下のページでご覧いただけます。
令和6年度東京都立高等学校等の第一学年生徒の募集人員等について|東京都教育委員会ホームページ (tokyo.lg.jp)
1.全体
区分 | 2024(R6) | 2023(R5) | 増減 |
---|---|---|---|
学校数 | 167校 | 167校 | ±0校 |
学級数 | 1,039学級 | 1,049学級 | -10学級 |
募集人員 | 40,635人 | 41,030人 | -395人 |
【備考】
募集停止 | 3校 | -12学級 |
募集開始等 | 4校 | +12学級 |
学級増 | 4校 | +4学級 |
学級減 | 14校 | -14学級 |
計 | -10学級 |
2.学科改編に伴う募集停止および募集開始等
募集停止(3校 -12学級)
募集開始等(4校 +12学級)
3.学級増(4校 +4学級)
募集人員(内推薦)欄にある2023(R5)の上段は男子、下段は女子です。
受検倍率は一般入試第一次募集(分割前期募集)の倍率で2023(R5)年度は上段が男子、下段が女子です。
学級増になる4校はいずれも人気校で高倍率入試が続いている学校です。
唯一小平「男子」が低倍率になっていますが、もともと人気が高い学校なので、来春の入試では応募者増が見込まれます。
その他の3校はこの学級増によって若干倍率が緩和するかもしれません。 また、4校とも合格ボーダー付近ではほとんどの場合、総合成績は女子が高いので、男子より女子の合格者が増加する可能性があります。
4.学級減(14校 -14学級)
募集人員(内推薦)欄にある2023(R5)の上段は男子、下段は女子です。
受検倍率は一般入試第一次募集(分割前期募集)の倍率で2023(R5)年度は上段が男子、下段が女子です。
上記の14校の中にも人気校が多く入っており、学級減によって倍率が上がる可能性があります。 また、三田、向丘、日本橋、本所、松原、井草、江戸川、富士森は合格ボーダー付近で男女の総合成績の差が大きいので、男子にとっては厳しい入試になることが予想されます。
5.定時制の募集増
小台橋「総合学科」が第1学年相当の募集数を230人から260人に増やします。
チャレンジスクールの中では最大規模となります。2023(R5)年度の受検倍率は1.30倍でした。