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2024(R6)年度 埼玉県公立高入試志願確定状況について

入試情報

2024.03.01

2024.03.01

埼玉県の公立高校受験の仕組みや選抜方法

2月16日(金)、埼玉県公立高入試の志願確定状況が発表されました。

どのような状況になったのか見ていきましょう。

詳細は以下のページからご覧いただけます。

令和6年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における入学志願確定者数について – 埼玉県 (saitama.lg.jp)

募集人員・収容率・志願状況・志願率の推移

全日制の募集人員35,130人(転勤枠除く)に対し、志願変更後の志願確定者数は39,414人で倍率は1.12倍、0.01ポイントずつですが3年連続でアップしました。

2021(R3)年度はコロナ禍での入試で、私学や通信制への移動があったため、過去最も低い倍率になりましたが、以降公立人気が徐々に回復しているように見えます。

しかし、この倍率アップは生徒数に対する公立の募集枠(収容率)が縮小されているからで、公立への志願率は下降傾向が続いています。

2024(R6)年度2023(R5)年度2022(R4)年度2021(R3)年度
在籍数62,01962,73262,79761,183
募集人員35,13036,00236,72136,040
収容率56.657.458.558.9
志願者数39,58740,07040,45339,475
志願倍率1.131.111.101.10
志願確定数39,41439,92140,26539,305
志願確定倍率1.121.111.101.09
志願率63.5563.6464.1264.24
※収容率は在籍数に対する募集人員の割合
※志願率は志願確定者数の在籍数に対する割合(下降傾向を示すため小数2位まで表示)

学科別志願確定状況

学科別でみると、普通科は前年度と同じ1.16倍で、上昇傾向に歯止めがかかりました。しかしこれも「魅力ある高校づくり第2期」により、和光、岩槻北陵などで募集停止となり、普通科の枠が縮小されたからで、普通科への志願率は下がっています。 一方で、農業科、工業科、商業科はいずれも倍率アップ。専門学科全体でも0.96倍から1.02倍に上がっています。収容率は皆野、浦和工業の募集停止のため下がっていますが、志願率はやや上がっており、今回の全日制全体の倍率アップは専門学科によるものといえます。

<普通科と専門学科の収容率と志願率の推移>

2024(R6)年度2023(R5)年度2022(R4)年度2021(R3)年度
普通科収容率41.942.343.343.3
普通科志願率48.649.249.449.1
専門学科収容率11.912.312.412.8
専門学科志願率12.111.812.212.5
※収容率、志願率ともに在籍者数に対する割合

<学科別志願確定状況>

2024(R6)
募集人員
2024(R6)
志願
確定数
2024(R6)
倍率
2023(R5)2022(R4)2021(R3)
普通科26,00730,1461.161.161.141.13
農業科7957530.950.910.930.94
工業科2,3822,1240.890.870.930.92
商業科2,2852,4061.050.910.960.92
家庭科3193100.971.010.910.97
外国語科3194271.341.201.251.21
理数科2804791.711.831.831.86
総合学科1,7451,7531.000.950.930.95

地域を代表する学校の志願状況

以下の地域を代表する学校の志願状況を見ると、上がった学校下がった学校さまざまですが、最難関の県立浦和と大宮では倍率がダウン。その次に位置する蕨や川越、春日部の倍率は上がり、やや安全志向の傾向が見られました。また高倍率が続いていた市立浦和で志願者が約100人減少するなど、前年度倍率アップした学校で下がるところが目立ったのも、安全志向の現れかもしれません。

県立浦和は、前年度の倍率アップの反動で志願者が60人減、県立浦和としてはやや低めの倍率になりました。

浦和第一女子は、2022年度に志願者が500人超え、突出して高い倍率になりましたが、2023年度には志願者減で浦和第一女子としての標準的な志願状況に戻りました。そして今年度も同様の志願者数となっています。

大宮(普)は、2021年度からの志願者数が479→468→458人と10人ずつ減ってきています。今年度もさらに10人減って448人になりました。高い難度が徐々に敬遠されてきているような形です。

一方で春日部は志願者が約70人増、倍率が1.5倍台までアップし近年にない高倍率になりました。志願者数が500人を超えたのは10学級募集だった2017年度以来のことです。

県立川越は倍率に隔年現象があり、上がったり下がったりしています。2020年度からの倍率は、1.45→1.36→1.45→1.40倍と推移、今年度は倍率アップの年で、志願者は約20人増加し1.47倍に上がりました。

川越女子は、2023年春、2022年春と2年連続国公立大学に100人以上の合格者を出す高い実績をあげましたが、志願者は約20人減って、川越女子としては低めの倍率になりました。

熊谷は地理的に高倍率になりにくく、低めの倍率で推移しています。今年度もほぼ前年度並みの志願者数で、倍率もほとんど動きませんでした。

熊谷女子も倍率に隔年現象があり、2021年度より1.13→1.08→1.13倍と推移。今年度は倍率ダウンの年でしたが、志願者が約40人減少し、0.99倍と定員割れになってしまいました。倍率が1倍を切ったのは近年では初めてのことです。

越谷北(普)は倍率に波があり、1.3~1.4倍の高倍率が続くかと思えば1.1倍台に落ち込むなど安定していません。今年度は倍率アップの可能性もありましたが、ほぼ前年度並みの1.1倍台で低めの倍率が続くことになりました。

不動岡は倍率に隔年現象があり、今年度は倍率ダウンの年に当たっていましたが、志願者数は逆に10人増えて、前年度とほぼ同じ1.33倍の高めの倍率を維持しました。

松山(普)も隔年現象があり、今年度は倍率アップの年に当たり、その動きの通りに志願者が増加し、定員割れから抜け出しました。

蕨(普)も隔年現象があり、2021年度より1.36→1.48→1.34倍と高水準で上がったり下がったりしています。今年度は倍率アップの年に当たっていたため志願者が約50人増加し、1.50倍にアップしました。1.5倍台は4年ぶりです。

市立浦和は激戦校の1校ですが、今年度は志願者が100人以上減少し、1.7倍台に下がりました。2021年度より1.90→2.13→2.20倍と上がり続けていましたが、例年の高倍率が敬遠された形です。

2024(R6)
募集人員
2024(R6)
志願
確定数
2024(R6)
倍率
2023(R5)2022(R4)2021(R3)
県立浦和3584951.381.551.301.34
浦和第一女子3584901.371.351.471.38
大宮(普)3184481.411.441.471.51
春日部3585371.501.311.261.28
県立川越3585261.471.401.451.36
川越女子3584661.301.361.351.29
熊谷3183531.111.131.101.03
熊谷女子3183140.991.131.081.13
越谷北(普)3183681.161.171.451.36
不動岡3584771.331.301.231.32
松山(普)2782841.020.961.010.90
蕨(普)3184771.501.341.481.36
市立浦和2404211.752.202.131.90

その他の人気校

上記以外で毎年高倍率になることが多い人気校の状況を見ていきましょう。

伊奈学園総合の志願者数は、2020年度より799→834→852→887人と増加傾向でしたが、倍率は募集数の増減により、1.12→1.24→1.19→1.24倍と隔年現象のように上がったり下がったりしていました。今年度は志願者も約40人減少し、倍率も1.18倍に下がり、隔年現象通りの動きになりました。

浦和西も倍率は、2020年度より1.55→1.38→1.56→1.45倍と隔年現象の動きがあり、今年度は倍率アップの年に当たりましたが、志願者は前年度並みで留まり、倍率も上がりませんでした。低めの倍率で推移する川口北に移動したのかもしれません。

県立川口は、2020年度より倍率が1.16→1.14→1.16→1.18倍と1.1倍台が続いていましたが、今年度は志願者が約50人増加し、8年ぶりに1.3倍台に上がりました。志願者数は2021年度より362→416→374→425人と隔年現象的な動きがあります。

川口北は、志願者が約70人増加し、6年ぶりに1.4倍台にアップしました。浦和西からの移動とともに、前年度の大学合格実績で国公立が過去最高を記録したことが呼び水になったのかもしれません。

川越南は、2022年度まで倍率の隔年現象がありましたが、以降3年間志願者数500人程度、倍率1.4倍程度で安定した入試を行なっています。

越ケ谷は、1.3~1.4倍台の高倍率で厳しい入試が続きます。今年度は志願者は微減でした(14人減)が、倍率は1.39倍を確保しています。早慶上理、GMARCHなど難関私立大学への進学実績が伸びています。

越谷南(普)も人気校で、この3年間1.4倍台の高倍率が続いています。

所沢は人気が上昇中です。2021年度からの志願者数は、440→471→480人と増加傾向で、今年度はさらに約30人増加し、倍率は5年ぶりに1.4倍台に上がりました。

その一方で所沢北(普)は、志願者が約60人減、倍率は1.11倍で4年ぶりに1.1倍台に下がりました。志願者数は2年連続の減で、300人台も4年ぶりです。前年度に久しぶりに東大に合格者をだしましたが、志願者増には結び付きませんでした。

南稜(普)は、2018年度までの1.4~1.6倍台の高倍率にはなりませんが、この4年間1.3倍前後の高めの倍率で安定した志願状況が続いています。

和光国際(普)は、3年連続で1.4倍台の高倍率を維持しました。前年度に国公立の合格者数が倍増し26人となり、実績も伸びています。

市立川越(普)も人気校で、毎年高倍率での入試になります。普通科のほか情報処理科、国際経済科を併置しており、普通科の募集枠が小さいため高倍率になりやすい面もあります。

市立浦和南も人気校ですが、今年度は志願者が約50人減少し、1.3倍にダウンしました。市立浦和南としては低い方の倍率です。所沢や朝霞などに移動したのかもしれません。

市立大宮北(普)は、倍率が安定していません。2022、2023年度と1.1倍台で低めの倍率が続きましたが、今年度は志願者が約80人増加して1.39倍まで上がり、近年にない高倍率になりました。

川口市立(普)は志願者が約180人の大幅減、倍率は4年ぶりに1.2倍台まで下がり、人気の高い川口市立としては珍しく低い倍率になりました。高校受験生にとって併設中学校から初めて入学生を迎えることがやや不安に感じたのかもしれません。

2024(R6)
募集人員
2024(R6)
志願
確定数
2024(R6)
倍率
2023(R5)2022(R4)2021(R3)
伊奈学園総合7218491.181.241.191.24
浦和西3585121.431.451.561.38
県立川口3184251.341.181.161.14
川口北3585281.471.281.271.05
川越南3584961.391.411.411.67
越ケ谷3184421.391.431.371.36
越谷南(普)3184531.421.451.401.27
所沢3585131.431.341.321.23
所沢北(普)3183541.111.311.431.43
南稜(普)3184201.321.271.311.35
和光国際(普)2383481.461.441.431.14
市立川越(普)1402081.491.361.481.64
市立浦和 南3204151.301.461.471.21
市立大宮北(普)2803881.391.101.111.33
川口市立(普)2843581.261.941.831.73

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