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単願受験で第一志望の私立高校を選ぶときのポイント

志望校選び

2021.05.27

  • #私立高校受験

2021.05.27

単願受験での私立高校の第一志望を選ぶには

単願受験の私立高校を選ぶ際、何を基準に選ぶべきかわからず決めかねている受験生も多いでしょう。
選ぶポイントを押さえれば、自分が選ぶべき私立高校が見てくるはずです。ここでは単願受験の私立高校を選ぶポイントを紹介します

自分の学力

志望校を選ぶ際、最も重要であり頭を悩ませるのが自分の学力判断です。現状で判断するなら模試の結果や内申点(通知表)を参考にすると良いのですが、これから受験日まで勉強をする「伸びしろ」を考慮して判断しなければいけません。

受験生は、基本的に受験日が迫ってくるほど勉強時間が増え、模試の段階と受験日の段階ではレベルアップしているケースが多いです。
これからどれくらい頑張って勉強ができそうか、どこまで頑張りたいかを考えて志望校を選びましょう。

とはいえ、無理しすぎるとあまり良い結果が期待できません。客観的に自分の学力を判断して、第一志望としてふさわしい高校を見つけてください。

私立高校の単願受験は入学後も視野に入れておく

私立高校の単願入試は、学力テストが用意されていますが、該当の高校が設けている基準を満たしていれば合格する傾向にあります。

そのため、自身の現状の学力からみると、少し高いレベルの高校であっても入学は可能な場合があります。ですが、その場合、入学後の勉強についていくのが難しくなってしまう恐れがあるため、私立高校を単願受験で受ける際は入学後の勉強も視野に入れておきましょう。

通学にかかる時間

通学時間が長すぎると、高校に進学してから勉強や部活に費やせる時間が大きく変わります。1日あたりの通学時間が1時間の学校と30分の学校の場合、1日にしてみると30分しか変わらないですが、それを学校に通う日分で計算してみてください。かなりの時間数になるでしょう。

通学のために時間を費やすなら、通学時間がかからない学校を選んで勉強や部活に費やしたほうがずっと意味がある時間になるはずです。

また中学から高校への環境の変化は、精神的・肉体的なストレスになります。今までよりも授業内容が高度化したり、人間関係が変化したりするなどさまざまな違いが発生する中、通学に時間をとられて、さらに疲弊してしまうこともあるようです。

特に首都圏では通勤・通学ラッシュがあるので、通学時間にできるだけストレスがかからないように考慮しましょう。志望校を選択するときは通学時間も重要なポイントとして考えてみてください。

校風や雰囲気・部活

志望校として検討している高校のホームページで、校風や雰囲気を確認してみると、実際に行われている学校行事などが確認できます。
また部活をメインに高校生活を送りたい場合は、自分が入りたい部活があるかどうかも確認が必要です。どれくらい部活を頑張りたいかにもよりますが、レベルの高い部活を希望するなら、全国大会に出ているなどの実績がある高校をおすすめします。

しかし、あまりにレベルが高いと、推薦で入った人しか入部できないなどというルールが定められている部活もあるので注意してください。
意外と抜けてしまいがちですが、校舎設備もしっかりチェックしましょう。

雰囲気や校風に関してはホームページで見るだけでは理解がしきれないため、可能であれば見学に行くと良いでしょう。校内の見学ができない場合は学校の近くまで行き、通学している風景を見るだけでも参考になります。

設置されている学科・コース

高校には普通科以外に、工業系や商業系、看護系などがあります。専門学科では専門的な知識・技術が身につけられるので、就職に有利に働くでしょう。すでにこの職業に就きたい、という将来の目標が定まっている人にとっては、近道となる学科・コースです。

また専門学科とは少し異なりますが、大学進学により力を入れる特進クラスなどもあります。
学ぶ内容や進学・就職先がそれぞれ異なるので、自分が希望する学科・コースがあるかどうか、どんなことを学べてどんな進路が選べるのかを確認しておくと安心です。

共学か男子校・女子校か

高校は共学だけでなく男子校や女子校もあります。男子校、女子校の場合、同性しかいないので、気兼ねなく過ごすことができます。

また先生たちも男女それぞれの思考方法・理解方法に合わせた指導経験があるので、効果的な学習が進められるでしょう。

学費

私立高校の場合は、学費も考慮しなければいけません。入学金から授業料、制服代、教材費、修学旅行積立金など公立高校よりも高額になりやすいです。
また通学にかかる費用やランチ代なども学費の一部として考えます。

なお、私立高校の場合、高等学校等修学支援金や助成金制度が設けられています。また、学校により特待生制度や奨学金制度が設けられている場合があります。
特待生や奨学金制度は、学業やスポーツなどで優秀な成績をおさめた生徒を対象に、入学金や授業料などの費用が一部もしくは全額免除されます。

私立高校を単願受験する場合、特待生や奨学金制度を活用して、学費負担を軽くすることも検討してみましょう。

進学・就職実績

高校入学後、進学や就職するにあたって有利になるかどうかで判断することも大切です。進学・就職実績は各高校のホームページに記載されています。
やはり進学や就職の実績がある高校ほど、安心して通うことができる&将来進める道も開きやすいと考えられるでしょう。

進学を検討している場合は、指定校推薦枠が設けられているかどうかも重要です。指定校推薦枠がある場合、定期テストの成績が良ければ大学受験をせずに大学に入学できます。入学実績がある高校に対して「いい生徒がいたら紹介してください」というオファーが来ている状態なので、大学受験に労力を割きたくない場合や、すでに行きたい大学がある場合におすすめです。

同様に大学付属高校だとエスカレーター式に大学に行ける場合もありますが、実は簡単に行けるわけではありません。基準を満たしていないと進学できませんし、何より進学希望学部に行けるとは限らないのです。

実際にレベルが高い私立高校の場合は、内部進学はせずにさらに高いレベルの大学を受験する生徒も少なくありません。
進学・就職実績があり、高いレベルを目指せる環境であるかどうかをチェックしましょう。

高校生活を楽しむために私立を単願受験する場合は慎重に志望校を選ぼう

私立高校の単願受験は、他の学校を受験しないことを前提としており、合格したら必ず入学するという決まりがある受験方法です。
その分、合格しやすいというメリットはありますが、入学してから希望していた条件の高校ではなかったとならないように、慎重に志望校を決めなくてはいけません。

上記で紹介したさまざまな項目をチェックして、入学してからのスクールライフを思い描いてみましょう。
そこで入学したい、この高校で学びたいという気持ちが芽生えた高校こそが、単願受験の志望校に向いている高校です。

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