
今回は、東京都城北地区(文京区・豊島区・北区・板橋区・荒川区・足立区)の人気私立高校である「駒込高校」「淑徳巣鴨高校」「桜丘高校」の3校を徹底比較・解説いたします。
この3校は、偏差値帯や通学圏が重なるだけでなく、近年大学合格実績を大きく伸ばしている注目の高校です。共通点が多いからこそ、「どこが一番合うのだろう?」と志望校選びで悩まれることも少なくありません。
本記事では、進学実績はもちろん、各校の特色や学習環境、校風の違いなどをご紹介します。志望校・併願校選びの参考に、ぜひご活用ください。
学校の基本情報とアクセス
毎日通う学校ですので、通学環境や規模感は重要なポイントです。
駒込高校:【最寄り駅】南北線「本駒込駅」徒歩5分、都営三田線「白山駅」徒歩7分、千代田線「千駄木駅」徒歩7分
東京都文京区に位置し、複数路線が利用可能でアクセスが良く、男女比はやや男子が多めです。1学年あたり400〜500名程度の規模で、先進的な理数教育やグローバル教育に力を入れています。 在校生の通学地域は東京61%、千葉27%、埼玉8%、その他4%です。
淑徳巣鴨高校:【最寄り駅】都営三田線「西巣鴨駅」徒歩3分、東京さくらトラム「庚申塚駅」徒歩4分、JR埼京線「板橋駅」徒歩10分、東武東上線「北池袋駅」徒歩15分
東京都豊島区にあり、こちらも複数駅からアクセスでき、1学年約400名規模です。男女比はやや女子が多めで、面倒見の良さと活発な部活動が特徴です。 在校生の通学地域は東京79%、埼玉12%、その他9%です。
桜丘高校:【最寄り駅】都電荒川線「滝野川一丁目」徒歩1分、JR京浜東北線「王子駅」徒歩7分、東京メトロ南北線「王子駅」・都営三田線「西巣鴨駅」徒歩8分、南北線「西ヶ原駅」徒歩14分
東京都北区にあり、都電荒川線の停留場から徒歩約1分と好立地です。1学年300〜400名程度で、男女比はほぼ半々です。探究学習やICT教育を取り入れているのが魅力です。 在校生の通学地域は東京61%、埼玉37%、千葉2%です。
コースの特徴
目標とする進路に合わせて明確にコースが分かれています。最新のコースの特徴を簡潔にまとめました。
駒込高校
・理系先進コース:プログラミングや探究活動などのSTEM教育に力を入れ、実験やモノづくりを通して実践的な理数能力を養います。
・国際教養コース: 豊富なプレゼンやディベートを通して論理的思考力を磨き、TOFEL/IELTS対策等を通して、難関大の国際・語学系や海外大進学を目指します。
・Sコース(特Sコース): 幅広い進路に対応する総合コースです。1年次は基礎を固め(上位層は別編成の「特Sコース」)、2年次から文系・理系に分かれて、国公立大や難関私立大を目指します。
淑徳巣鴨高校
・アルティメットクラス(選抜): 発展的な学習に取り組み、東京大学をはじめとする最難関国公立大学を目指します。6教科対応カリキュラムで、現役合格に向けた実践力を鍛えます。
・プレミアムクラス(選抜): 最難関私立文系や海外大学への進学を視野に入れたクラスです。ネイティブと日本人のW担任制など、英語教育に特化しています。
・選抜クラス(選抜): 国公立大学や早慶上理ICU・GMARCHなどを目指すクラスです。2年から文理に分かれ、幅広い進路に対応する思考力を養います。
・特進クラス(特進私文クラス): 早慶上理ICU・GMARCHや日東駒専などを目指し、多様な進路に応じた手厚い指導を行います。一般選抜、学校推薦型・総合型選抜などの幅広い入試形態に対応しています。
桜丘高校
・スーパーアカデミックコース:探究活動やオンライン英会話など、難関大入試に特化したカリキュラムが特徴です。最難関大学への合格と、社会で活躍できる人財への成長を目指す最上位コースです。
・インターナショナルリベラルアーツコース: 全員での海外研修といった実体験を通じて、高い英語力と実践的な問題解決力を養います。変化に柔軟に対応し、未来を切り拓くリーダーシップを育むコースです。
・アカデミックコース:幅広い選択肢から自分の価値観や強みを見つけ、最適な学習スタイルで理想の進路実現を目指すメインコースです。一人ひとりに合った多様な大学受験方式に対応します。
学習環境とサポート体制
入学後の学習サポートの手厚さやスタイルには、各校で明確な違いがあります。
駒込高校:放課後や長期休暇の講習が豊富です。理数系や語学など、生徒が興味を持った分野をとことん深掘りできるよう、教員が専門的な知見から手厚くサポートしてくれます。
淑徳巣鴨高校:大手予備校と連携した放課後学習「SSED」やAI教材を導入し、部活との両立を応援。朝テストを実施し、基礎固めから大学卒業後を見えた学習指導で、一人ひとりの進路実現をサポートします。
桜丘高校:学習記録ノート(SSノート)を活用し、目標を達成するための逆算スケジュールを立てる力を養います。放課後は大学生メンターが常駐する「CL Lab」を活用でき、部活と勉強を両立しながら希望の進路実現を目指せる体制です。
進学実績の傾向
各校の指導方針は、大学進学の実績にも表れています。
駒込高校:現役進学率が86.5%と非常に高く、卒業生に対するGMARCHの延べ合格割合は38.5%に上ります。一般受験だけでなく、総合型選抜や指定校推薦を戦略的に組み合わせて現役での進学を目指す生徒が多いのが特徴です。
淑徳巣鴨高校:早慶上理の延べ合格割合が25.4%と高い比率です。学校の徹底した学習確保により、中堅〜上位層は指定校推薦も活用しながら、約90%が大学へ現役進学しています。
桜丘高校:国公立大学への合格割合が31%と、3校の中で最も高いのが大きな特徴です。探究学習やICT教育を通じて養った「自ら考える力」を活かし、総合型選抜での難関大突破にも強みを見せています。
校風と学校の雰囲気
毎日の学校生活を送る上で、自分に合う環境選びが大切です。
駒込高校:落ち着いた校風が特徴で、礼儀や規律を大切にする雰囲気があります。学校行事や部活動にも積極的に参加する生徒が多く、日々の学校生活にメリハリが感じられます。穏やかな環境の中で高校生活を送りたい生徒に向いている学校です。
淑徳巣鴨高校:活気のある校風で、学校全体に前向きな雰囲気があります。学校行事や部活動も活発で、生徒同士が刺激を受けながら学校生活を送っている様子が見られます。目標を持ってさまざまな活動に取り組みたい生徒が多い学校です。
桜丘高校:生徒の自主性を尊重する校風が特徴で、明るく親しみやすい雰囲気があります。学校行事や部活動への参加も活発で、生徒や先生との距離が比較的近い環境です。一人ひとりが自分らしさを発揮しやすい学校といえます。
学校行事
それぞれ学校の成り立ちや教育方針を反映した特色があります。
駒込高校:玉蘭祭や体育祭、修学旅行など定番行事が充実しており、コースに応じた校外学習や研修プログラムも豊富です。また、比叡山での宿泊体験やお釈迦さまのお祝いなど、心の成長につながる行事もあります。
淑徳巣鴨高校: 淑鴨祭や体育祭のほか、高1の親睦合宿やクラス対抗バレー大会など生徒同士の交流行事が盛んです。 増上寺研修や花まつりなどの仏教行事を通じ、感謝の心を育む機会が豊富です。
桜丘高校:歌舞伎やミュージカルといった本格的な芸術鑑賞会が定期的に設けられています。最大のイベントである桜華祭(文化祭)や異文化体験旅行など、多彩なプログラムが魅力です。
学費・特待制度
家計をサポートする特待制度の仕組みも学校によって異なります。
駒込高校:当日の入試点数で決定される免除型の制度です。特待Sから特待Ⅴまでの6種類が用意されています。入学金・施設設備費の全額免除や、授業料の半額免除、月額の免除などがあります。
淑徳巣鴨高校:当日の点数で決定される給付型の制度です。奨学生AからCまでのランクがあり、入学金や授業料などが給付されます。
桜丘高校:入試の得点率を利用した免除型の制度です。得点率85%で入学金・施設費が3年間全額免除されるなど、3つの特待枠があります。
入試制度のポイント
入試基準は学校によって異なります。
駒込高校:内申基準はコースごとに設定されています。各種検定(英検、数検など)やコンクール入賞などの特別活動による加点制度が最大+1ポイントまであります。
淑徳巣鴨高校:内申点に加え、上位クラスの推薦では検定取得が条件になる場合があります。英検などの資格による加点が最大3ポイントと大きいのが特徴です。
桜丘高校:単願・併願ともに、内申重視型と入試得点判定型に分かれています。英検や漢検、数検などの資格取得による加点項目が設定されています。
※詳細については、直接ご確認ください。
まとめ あなたに向いている学校は?
駒込高校に向いている生徒:周りの友達と協力しながら、「自分から進んで新しいことにチャレンジしたい」「自分の得意なことや好きなことをどんどん伸ばしたい」という生徒におすすめです。
淑徳巣鴨高校に向いている生徒:勉強も部活も全力で頑張りながら、 今の自分よりワンランク上の進路を目指し、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨したい生徒におすすめです。
桜丘高校に向いている生徒:探究活動や実践的な海外研修など、幅広い体験を通して自分の強みや将来の目標を見つけたい生徒におすすめです。
最後に
今回は城北地区の3校(駒込、淑徳巣鴨、桜丘)を比較しましたが、実際の学校の雰囲気は、やはり現地に出向いてみないとわからないものです。ぜひ学校説明会などにご参加いただき、各校の雰囲気や魅力を肌で感じてみてください!各校のホームページは下記からご覧いただけますので、ぜひご参考になさってください。
学校HPはこちら