2023(令和5)年度　神奈川県公立高校選考基準の変更点

2022年6月10日に、2023（令和5）年度入試の選考基準が公表されました。

多くの学校では前年度と同じですが一部の学校で変更があります。なお、募集案内が発行されましたら改めてご確認ください。

統合

県立高校改革実施計画Ⅱ期にともなった統合により、新たに3校の学校が開校します。

学校名	新校
瀬谷高校瀬谷西高校	横浜南西統合校(全日制普通科) ※瀬谷高校の敷地・施設を活用
逗葉高校逗子高校	横須賀三浦・湘南統合校(全日制普通科) ※逗葉高校の敷地・施設を活用
城山高校相模原総合高校	県央・相模原統合校(全日制単位制普通科) ※城山高校の敷地・施設を活用

※新校名は校名検討懇話会で検討され、県議会で決定されます。

令和4年度入試で第2学年の観点として残っていた「関心・意欲・態度」が新観点「主体的に学習に取り組む態度」に統一されました。そのため、クリエイティブスクール及び横浜明朋、相模向陽館で活用されていた第2学年の「関心・意欲・態度」もこの「主体的に学習に取り組む態度」に変わりました。

また観点の数が減ったことにより田奈で「主体的に学習に取り組む態度」以外の観点の評価を点数化した合計に対する除数が「2.5」から「2」に変更になりました。（16点満点は変わらず）

第二次選考で比率を変更した学校は次の通りです。

重点化に関しての変更は以下の通りです。重点化を取りやめた学校が2校ありました。新たに導入する学校はありません。［調］は調査書の重点化です。

学校名	2022(令和4)年度	2023(令和5)年度
麻生	第1次：［調］英×1.5 第2次：なし	第1次：なし第2次：なし
津久井浜	第1次：［調］英国数×2 第2次：なし	第1次：なし第2次：なし

＜自己表現検査：検査の概要＞

学校名	2022(令和4)年度	2023(令和5)年度
釜利谷	日本語によるスピーチ・「中学校時代に取り組んだ部活動、学校行事について」をテーマに２～３分のスピーチを行う。	日本語によるスピーチ・「あなたがこれまでに真剣に取り組んだことや意欲的に取り組んだこと」をテーマに２～３分のスピーチを行う。
神奈川総合「舞台芸術」	○表現に関するテーマについて、グループ討論を行う。・テーマは、出願時に提示する。	○グループ討論を行う。・グループ討論の詳細は出願時に提示する。

＜実技検査：評価の観点＞

学校名	2022(令和4)年度	2023(令和5)年度
神奈川工業「デザイン」	・作業における意欲・集中力・丁寧さ・表現の技術・作品の完成度	・完成への意欲・表現の技術・空間と形状の把握
上矢部「美術」	・形を把握する力・明暗の調子や質感を表現する力・しっかりと描き込もうとする力・画面を構成する力	・形を把握する力・画面の構成力や明暗の調子、質感を表現する力・しっかりと描き込もうとする力

■は同じ記号がついている観点を合わせてひとつの観点とする。

新たに以下２校が追加されました。

学校名	横浜市立横浜総合(定時制)
学科名等	総合学科Ⅱ部
実施する検査	・学力検査(英国数) ・面接
選抜方法	①学力検査について、３教科の得点を合計する。(Ｇ＝600点満点に換算する。) ②面接について、観点ごとに点数化し合計する。(Ｍ＝400点満点に換算する。) 【選考】次の式から算出した数値をＳ値とし、Ｓ値の高い者から総合的に選考する。Ｓ(1000点満点)＝Ｇ＋Ｍ
面接評価の観点	・入学希望の理由・学校、学科の特色理解・これまでの学校生活での教科等に関する学習意欲・これまでの学校生活での教科等以外の活動に対する意欲・高校での学習および諸活動に対する意欲・面接の態度
提出書類	面接シート

学校名	川崎市立川崎(定時制)
学科名等	普通科昼間部
実施する検査	・学力検査(英国数) ・面接
選抜方法	①学力検査について、３教科の得点を合計する。(Ｇ＝300点満点) ②面接について、観点ごとに点数化し合計する。(Ｍ＝100点満点) 【選考】次の式から算出した数値をＳ値とし、Ｓ値の高い者から総合的に選考する。Ｓ(400点満点)＝Ｇ＋Ｍ
面接評価の観点	・入学希望の理由・高校での学習に対する意欲・高校での学習以外の活動に対する意欲・将来の展望・面接の態度
提出書類	面接シート