2月2日、都立高推薦入試の合格発表が行われました。
詳細は以下のページをご覧ください。令和5年度東京都立高等学校入学者選抜合格発表(推薦、連携型、国際バカロレアコース及び在京外国人生徒対象(竹台高校、田柄高校、南葛飾高校、府中西高校、飛鳥高校、六郷工科高校 及び杉並総合高校))|東京都教育委員会ホームページ (tokyo.lg.jp)
都立全日制 全体の概況
全日制の応募者数23,132人に対し受検者数は23,062人、欠席者は延べ70人(応募者数、受検者数ともに一般推薦と文化・スポーツ等特別推薦の合計のため実数ではありません)、合格者数は9,161人でした。
募集人員 | 応募人員 | 応募倍率 | 受検者数 | 合格者数 | |
---|---|---|---|---|---|
全日制計 | 9,353 | 23,132 | 2.47 | 23,062 | 9,161 (39.7%) |
欠席者数は前年度(延べ189人)の3分の1に減っていますが、前々年度(2021(令和3)年度)の37人、2020(令和2)年度の41人より多く、コロナ禍の影響がまったくなかったとはまだ言えないようです。
受検者数に対する合格者の割合は39.7%、前年度(39.2%)とほとんど変わりませんでした。
倍率は下がりましたが(2.54→2.47倍)、定員割れになった学校が増え合格者をだすことができなかったためです。推薦募集人員と合格者の差は前年度(-123人)より約70人増えて-192人になりました。
学科別の状況
学科別に合格者の割合を見ると普通科男子が38.0%(前年度37.4%)、女子31.5%(同31.1%)とほぼ前年度並みで30%台の低い割合が続いています。
<普通科応募・合格状況>
募集人員 | 応募人員 | 応募倍率 | 受検者数 | 合格者数 | |
---|---|---|---|---|---|
普通科男子 | 2,922 | 7,610 | 2.60 | 7,590 | 2,882 (38.0%) |
普通科女子 | 2,657 | 8,507 | 3.20 | 8,486 | 2,671 (31.5%) |
コース制 | 96 | 196 | 2.04 | 196 | 96 (49.0%) |
単位制普通科 | 507 | 1,435 | 2.83 | 1,432 | 507 (35.4%) |
普通科計 | 6,182 | 17,748 | 2.87 | 17,704 | 6,156 (34.8%) |
一方、専門学科全体では60.4%で前年度(58.7%)よりやや上がりました。特に商業科、工業科は70%を超えており普通科との学科間格差が広がっています。
<専門学科応募・合格状況>
募集人員 | 応募人員 | 応募倍率 | 受検者数 | 合格者数 | |
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商業科 | 514 | 712 | 1.39 | 709 | 497 (70.1%) |
ビジネスコミュニケーション | 154 | 250 | 1.62 | 250 | 152 (60.8%) |
工業科 (単位制以外) | 960 | 1,159 | 1.21 | 1,149 | 836 (72.8%) |
科学技術科 | 147 | 231 | 1.57 | 229 | 147 (64.2%) |
農業科 | 211 | 419 | 1.99 | 418 | 211 (50.5%) |
家庭科(単位制以外) | 93 | 214 | 2.30 | 214 | 93 (43.5%) |
産業科 | 125 | 200 | 1.60 | 200 | 125 (62.5%) |
専門学科計 | 2,457 | 3,809 | 1.55 | 3,791 | 2,291 (60.4%) |
なお、総合学科については下の表のとおりです。
<総合学科応募・合格状況>
募集人員 | 応募人員 | 応募倍率 | 受検者数 | 合格者数 | |
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総合学科 | 714 | 1,575 | 2.21 | 1,567 | 714 (45.6%) |
推薦入試の定員割れ校
男女別募集の普通科で男女合わせた合格者数が推薦募集人員より少なかったのは田柄、青井、五日市の3校でした。これらの学校は不足分を一般入試の募集人員に上乗せします。
専門学科では江東商業、大田桜台、工業高校では墨田工科、総合工科、杉並工科、荒川工科、北豊島工科、足立工科、葛西工科、多摩工科、田無工科と単位制の六郷工科の10校を数えています。
その他も含め、これらの学校も一般入試の募集人員を増やして募集することになります。