PAGE TOP

【2025年最新版】神奈川県私立高校倍率ランキング|注目校の応募状況

入試情報

2025.02.21

  • #私立高校受験

2025.02.21

【2025年度入試】 神奈川県「私立高等学校志願状況(公募一般)」

2月3日に神奈川県私立高等学校の入学者選抜試験志願状況が発表されました。概要は以下の通りです。

※志願者数と倍率については1月30日時点のものです。また,2024年度と2023年度の集計は今回と同様,県教委のホームページで発表された資料に基づきます(2024年年度は1月30日集計,2023年度は2月2日集計)。

令和7年度私立高等学校の志願状況(公募一般)についての詳細については下記ページをご確認ください。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/v3e/prs/r5491810.html

全体の状況(全日制の課程)

202520242023
学校数575554
募集人員9,530人9,385人9,426人
志願者数45,541人45,497人47,238人
志願倍率4.78倍4.85倍5.01倍

2025年度の募集校は57校です。前年度より2校増加しているのは,高校募集を再開した森村学園と,前年度の集計時に応募期間前だった聖和学院が加わったためです。募集人員は前年度に比べ145人増,志願者数は44人増でした。募集人員が増加したことで,倍率は0.07ポイントダウンしています。

高倍率の高校ベスト10

高倍率の高校ベスト10

基準を緩和し,書類選考を導入した横浜翠陵(文理)が1位に上りました。それ以降はほぼ前年度と同様の顔ぶれです。合格のハードルを上げた山手学院は倍率を下げていますが,それでもトップ5に入っています。新たにランクインしたのは横浜清風(特進)横須賀学院(オープンⅡ)でした。

難関校の動向

難関校の動向

併願を実施しない難関校では,志願者数が全体で3,116人,前年度(3,017人)で99人増加しました。学校ごとに見ていくと,慶應義塾が53人増,法政第二では男子が減少していますが,女子の志願者が増加し,全体では前年度より微増しています。法政国際は全体の志願者数が700人になり,前年度より34人増になりました。
今年度は難関校3校すべてで志願者が増加しました。他の学校でもオープン入試への志願者が増加しているところが多く全体的に挑戦志向の動きがみられます。

大学附属校の動向

上記の大学附属校では,志願者が全体で6,296人,前年度(5,799人)より497人増加しました。これら大学附属校の志願者数は減少傾向にありましたが今年度は増加し,3年ぶりに6,000人を超えました。

中央大学付属横浜は志願者が全体で754人になり15人増。近年は志願者が減少傾向にあったため,反動で増加した可能性があります。増加したのはA方式(書類)ですが,募集定員を5人増やしているため,倍率自体はダウンしています。筆記入試のB方式の志願者数は前年度とほぼ変わりませんでした。
鶴見大附属は学校全体の志願者が494人で,前年度より59人減少しました。入試制度に大きな変化はありませんでしたが,加点制度を拡大した麻布大附属横浜隼人に流れた可能性があります。
日本大学藤沢は志願者が975人で前年度(748人)より227人増加しています。専願が受検し易くなったことと,得点のみで判定するオープン入試を新設したため,志願者が集まっているようです。
麻布大附属は志願者が1,329人で前年度(1,047)より282人増加しています。加点制度を拡大したほかは募集要項に変更はありませんでしたが,都内私立高と競合していることから八王子学園や駒澤大学から受験生が移動してきている可能性があります。

注目校の志望状況

入試制度の変更や募集定員の増減により、志願者が増減した学校もあります。
横浜創英は前年度に併願入試のとりやめ,普通コースを募集停止するなど,大きな入試制度の変更を実施しました。今年度はコース改編,定員の増加,英検優遇制度を導入しましたが,大きな変更が続いた影響か,応募者数は149人で前年度より91人減少しています。(※2/6にHPより修正がありました)
横浜清風は志願者数が1,884人で前年度より713人増加しています。コース別に見ると,特進は166人増,総合進学は541人増です。前年度は合格のハードルを上げ志願者を絞りましたが,今年度は加点制度を拡大したほか『総進』で合格のハードルを緩和するなどが影響したようです。また,競合する横浜で志願者が激減しているため,そちらから流れてきていると考えられます。
横浜は志願者数が2,413人で,前年度より616人減少しています。2020年度に共学化して以来,一般入試の志願者が急増していました。今年度は志願者を絞るため,合格のハードルを上げ,加点制度を大幅に縮小したことにより志願者が激減しました。一方でオープンは120人の増,一般ABからの移動が見られています。
橘学苑は志願者数が871人で前年度より116人増加しています。今年度より特別進学を『特進選抜』に,総合進学を『文理総合』に名称変更しての募集になります。入試制度で加点制度を拡大したため,志願者数が増加したようです。
山手学院は志願者数1,529人で前年度より216人減少しました。A日程もB日程も併願入試は志願者減(1,620→1,355人)ですが,オープン入試は志願者が増加(125→174人)しています。合格のハードルを上げたことで併願が難しくなったため,オープン入試で挑戦したいと考える受験生もいたようです。
横浜商科大は志願者数908人で前年度より403人減少しています。内訳を見ると,特進が109→5人に激減,進学が982→706人に減少しています。特進は横浜翠陵横浜隼人などに,進学は横浜清風などに受験生が流れたと考えられます。商業科は220→197人で微減,学科試験から書類選考に流れた動きが見られました。
横浜翠陵は志願者数が814人で前年度より357人増加しています。今年度より書類選考を導入,合格のハードルを下げ,加点制度を拡大したことが影響しています。併願し易くなったことで,横浜横浜商科大から受験生が流れてきていると考えられます。
横浜隼人は志願者数1,747人で前年度より194人増加しています。前年度廃止した書類選考を復活させたことや,専願入試を導入したことが影響しているようです。普通科では専願と併願で志願者が149人増加,国際語科では57人増加しています。
湘南学院は志願者数1,070人で前年度より194人減少しました。コース別に見ると,どのコースでも志願者が減少していますが『アビリティ(進学)』で124人減です。加点制度を拡大した三浦学苑横浜創学館などに受験生が流れているようです。他にも,相洋では志願者が1,682人で,前年度に比べて305人減少,特に『文理(文科)』や『進学』での減少が多く,横浜学園も『アカデミー』の併願が136人減少しています。他の学校でも,比較的合格しやすいコースの志願者が減少する動きが見られます。11月の公立高校希望調査では,前年度より通信制への希望率が0.07%アップしていたため,この学力層が通信制へ流れた可能性があります。
平塚学園は志願者が869人で,前年度より154人減少しています。全コースで志願者が減少。加点制度を拡大していますが,書類選考だった専願入試を筆記試験にしたため受験生に敬遠されたようです。

通信制の志望状況

202520242023
校数3校33
募集人員425人575635
志願者数458人294415
志願倍率1.08倍0.510.65

通信制は集計時点での校数が3校で,志願者数が458人でした。前年度より志願者が164人増加しています。主に秀英で152人増加によるものです。また,清心女子星槎も微増となっています。

あなたの条件に合った

志望校検索サイトを
見てみよう!

あなたの条件に合った
志望校検索サイトを
見てみよう!

Research

1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)の志望校探しのお手伝いをいたします。
「単願入試」「併願入試」「都立高校入試」に特化したサイトをはこちらから。