テスト前になると何をすればよいかわからず、結局テストはボロボロ。そんな人は、ポイントを絞った勉強法ができていない可能性があります。点数の上げ方にはポイントがあり、範囲を絞るのが効率のよい勉強法です。
今回は、すぐにできる点数の上げ方と、やってはいけない勉強法について説明します。
目次
今すぐできる点数の上げ方
テスト直前でも、点数を上げる方法はあります。ポイントは、テストに出る部分だけに絞って勉強すること。
今すぐにできる点数の上げ方について、詳しく説明します。
暗記科目に絞って勉強する
「残り時間がない!」と考えている場合は、まずは暗記科目に絞って勉強するとよいでしょう。
暗記科目は、理科や社会といった、化学式や年号などを暗記してある程度の点数が取れる科目です。英語や数学は積み上げ科目と呼ばれ、基礎ができていないと高得点を取るのが難しいので、すぐに点数が上がりにくいといった特徴があります。
英単語や漢字も暗記で点を稼げるため、暗記科目以外も暗記だけで点が取れる部分に絞って勉強しましょう。
学校のワークや小テストだけに絞って勉強する
すぐに点数を上げるには、先生がテストに出す部分をピンポイントで勉強する必要があります。
「テストに出るポイントがわからない」という生徒もいますが、先生は気まぐれにテストを作っているわけではありません。必ず覚えておいてほしいところを出します。
ポイントは、ワークの穴埋めになっている箇所や小テストに出題された箇所です。また、先生の手作りの小テストなどにもヒントがあり、テストには似た問題が出ることもあります。
手っ取り早く点数を稼ぐには、ポイントを絞って確実に得点できるようにしましょう。
点数を上げたいときにやってはいけない勉強法
勉強しているのに、点数が上がらない生徒にはパターンがあります。
勉強しているつもりでも、身に付いていない。時間の無駄になってしまう勉強法について説明します。
まとめノートを作る
テスト前になると、教科書を綺麗な図や表でまとめた「まとめノート」を作る生徒がいます。ノートを作りながら暗記をし、あとで復習できるのがメリットです。
しかし、まとめノートはすぐに点数を上げたい人には向きません。ノートを作るのに時間がかかるからです。また、まとめノートを作って満足し、その後の勉強が疎かになることも。
まとめノートを作ることは「勉強のための準備」と考え、時間に余裕のあるときにおこないましょう。
教科書を読む
教科書を音読したり、精読したりすることが勉強だと思っている生徒もいるようです。
教科書に書いてあることは大事ですが、書かれている情報が多く、ポイントが絞られていません。
授業では、教科書から覚えるポイントを絞って板書をしています。教科書を読むより、授業中に取ったノートを見るほうが効果的といえます。
中学校のテストで点数を上げる2つのポイント
先述した「すぐにできる点数の上げ方」は、付け焼刃のような方法です。暗記科目では好点数が狙えますが、数学や英語などの積み上げ科目では効果が出にくいことがあります。
ここでは、勉強法が身につき、着実に点数を上げていけるポイントを2つ紹介します。
まず、点数を上げるには集中できる環境作りが大切です。
スマートフォンを持っている生徒が多いかもしれませんが、勉強中にLINEや着信があると気が散ってしまいます。
勉強している近くに置かない、ご両親に預けるといった対策をとるとよいでしょう。
人間の集中力は長く続かないため集中力が切れたと感じたら、5~10分の休憩を取るのがおすすめです。[注1]
[注1]東京都:家庭における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査
1.つまずいているところを明確にする
確実に点数を上げていくには、どの科目が苦手で、どういった部分につまずいているのかをきちんと明確にする必要があります。
数学なら解き方をわかっていれば、スムーズに答えを導けます。
しかし、数学が苦手な生徒の場合、解き方を理解できていなかったり、覚えられていなかったりすることが多いです。
解き方を理解できていなければ、基礎問題はできても応用問題を解くことは難しいでしょう。
ただ苦手な科目の問題集をひたすらやるのではなく、理解できていない、覚えていないところを明確にして、そこの部分を解決していくことが大切です。
2.授業でわからないことがあったらそのままにしない
授業でわからないことがある場合、必ず先生に聞いてその場で解決するようにしましょう。
わからないまま授業が進んでいってしまうと、点数を伸ばすことは難しいでしょう。
その場で聞きにくい場合は授業の後や、塾の先生に聞くなど「わからないことを放置しない」ことが大切です。
また、当然と思われるかもしれませんが、授業のノートをきちんととりましょう。
中学校の授業では、先生が教科書のなかで特に覚えてほしいポイントを板書します。
黒板に書いた部分はとくに重要な内容であるため、テストに出る可能性が高いです。
さらに、赤や黄、青のチョークやペンで書かれた用語は要チェックです。
点数の上げ方はやることを絞るのがポイント
今すぐ点数を上げたいなら、無駄な勉強はせず、ポイントを絞って勉強しましょう。
- 点の取りやすい暗記科目に絞る
- 教材はワークや授業ノートに絞る
上記2点に絞るだけでも、今までなんとなく勉強していたときよりも点を取れるようになるはずです。
テスト直前で慌てないためには、授業のノートをきちんと取り、ワークを最低3回は繰り返すと、より効果的に点数を上げられます。