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2027(R9)年度 埼玉県公立高校の募集人員|40校で学級減・収容率55.4%に

入試情報

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2026.06.26

  • #私立高校受験

2026.06.26

6月16日,2027(R9)年度埼玉県公立高入試の募集人員が発表されました。

県内の国公私立中学校卒業予定者は前年度より1,704人の減,公立高校の募集人員はその減少分とほぼ同じ1,600人減になりました。

この結果,生徒数に対する公立高募集人員の割合(収容率)は前年度の56.5%から1.1ポイント下がって55.4%になり,公立高校の募集枠が縮小されました。

この記事のポイント

  • 公立高校の募集人員:33,480人(前年度比 −1,600人)
  • 募集学校数:131校(前年度から増減なし)
  • 中学校等卒業予定者数:60,438人(前年度比 −1,704人)
  • 収容率(生徒数に対する募集人員の割合):55.4%(前年度56.5%から −1.1ポイント)
  • 募集人員が減った学校:40校/いずれも1学級・40人減(普通科が中心)

各校の募集人員はこちらをご覧ください。

令和9年度生徒募集人員一覧-埼玉県教育委員会

生徒数と公立高募集人員

表1:生徒数と公立高校募集人員の比較(2027年度・2026年度・増減)
区分/年度 中学校等卒業(予定)者数 公立高校募集人員 募集学校数
2027(R9) 60,438人 33,480人 131校
2026(R8) 62,142人 35,080人 131校
増減 -1,704人 -1,600人 ±0校

※中学校卒業(予定)者数・・国公私立中学校,義務教育学校。※伊奈学園中学校含む

生徒数の増減は2025(R7)年度学校基本調査の中学3年生と中学2年生との比較

募集人員減(40校1,600人減)

表2:2027(R9)年度に募集人員が減った40校一覧(学科・募集人員・志願確定倍率)
学校名 学科 募集人員 R8年度 募集人員 R9年度 R8倍率 R7倍率 備考
朝霞 普通 320 280 0.96 1.35
朝霞西 普通 320 280 1.16 1.11
伊奈学園総合 普通 800 760 1.10 1.20
入間向陽 普通 320 280 1.04 1.19
浦和北 普通 320 280 1.05 1.17
浦和東 普通 320 280 1.00 1.32
大宮光陵 普通 200 160 1.03 1.13 外国語コース(40),美術(40),音楽(40),書道(40)は変わらず
大宮東 普通 240 200 0.92 1.16 体育科(80)は変わらず
大宮南 普通 360 320 1.08 1.34
桶川 普通 280 240 0.95 1.01
春日部 普通 360 320 1.32 1.38
春日部東 普通 320 280 1.02 1.07 人文(40)は変わらず
川口 普通 320 280 1.12 1.26
川口北 普通 360 320 1.04 1.28
川口青陵 普通 280 240 0.99 1.10
川口東 普通 280 240 1.13 1.17
川越初雁 普通 200 160 0.82 0.96
久喜 普通 280 240 0.88 1.10
久喜北陽 総合 320 280 0.89 1.02
熊谷商業 総合ビジネス 200 160 0.81 0.85
鴻巣 普通 200 160 0.87 1.02 商業科(80)は変わらず
越谷西 普通 320 280 1.01 1.02
坂戸 普通 320 280 1.15 1.13 外国語科(40)は変わらず
坂戸西 普通 320 280 0.95 0.98
幸手桜 総合 200 160 0.91 0.83
狭山清陵 普通 200 160 0.88 0.92
草加 普通 360 320 0.99 1.09
草加東 普通 320 280 1.03 1.17
所沢中央 普通 320 280 1.01 1.00
所沢西 普通 320 280 1.09 1.13
豊岡 普通 320 280 1.06 1.05
南稜 普通 320 280 1.16 1.33 外国語科(40)は変わらず
新座 普通 200 160 0.82 0.98
深谷 普通 200 160 0.75 0.74
本庄 普通 320 280 1.09 1.15
松山 普通 280 240 0.81 0.90 理数科(40)は変わらず
松山女子 普通 320 280 0.97 1.11
三郷 普通 200 160 0.62 0.68
与野 普通 360 320 1.03 1.26
鷲宮 普通 280 240 1.08 1.08

※R8倍率とR7倍率は志願確定倍率です。

募集人員減になる学校は県内全域に渡り,学力レベルも春日部や川口北,伊奈学園総合などの上位校から中堅校,さらに学力的に入りやすい学校まで幅広い範囲に及んでいます。

普通科の減少がほとんどですが,県立高全体で募集人員が減らされた感があります。

また収容率が1.1ポイント下がったのは,2027(R9)年度入試が新しい制度の元で行われるため,私立志向がさらに高まる可能性もあるので,それを踏まえた措置なのかもしれません。

学級減になった40校の中からおもな学校の動向を探ってみましょう。

おもな学校の動向

朝霞

朝霞は今春,4年ぶりの定員割れで緩やかな入試になりました。来春は志願者増が予想されますが,今回の学級減により敬遠される可能性があります。また入学生の多い朝霞市や川越市などの生徒数が減少しているので志願者はそれほど増えないかもしれません。

伊奈学園総合

伊奈学園総合も今春倍率ダウンしました。志願者数は800人に足りず,最近の10年間でもっとも少なくなりました。さいたま市からの入学生がもっとも多く全体の約3割を占めています。来春は同市のほか地元伊奈町でも生徒数は減っていないので志願者増の可能性が高いでしょう。今回発表された募集人員760人に伊奈学園中学からの入学生(80人程度)が含まれるので,実際の高校募集は680人程度になります。

浦和北

浦和北も今春は5年ぶりの1.0倍台まで落ち込み,不合格者の少ない緩やかな入試でした。さいたま市からの入学生で約6割を占めており,地元中心の入試になります。来春は市内の生徒数の大きな増減はないので志願者増になる可能性が高く,それに学級減が加わるので高めの倍率になるかもしれません。

大宮光陵「普」

大宮光陵「普」は倍率に隔年現象があり,2023年度からの志願確定倍率は1.22→1.09→1.13→1.03倍と上がったり下がったりしています。その中でも少しずつ倍率が下がっているのは私立志向の影響を受けているからと考えられます。来春は志願者増の年に当たりますが,入学生の多い上尾市の生徒数が減少していることからも,大幅な志願者増は見込めないのではないかと予想されます。

春日部

春日部は毎年多くの志願者を集める人気校で,表にあるように倍率は今春も昨春も1.3倍台の高倍率になっています。春日部市や越谷市の生徒数が減少するための措置なのかもしれませんが,入学生はさいたま市の生徒がもっとも多く,全体の半数以上を占めています。これは県立浦和の難度を敬遠したさいたま市の生徒が春日部に流出していることを示しています。今春は県立浦和の倍率が下がっていることから,来春はさいたま市からの流れに歯止めがかかり志願者減になりそうですが,学級減のため倍率は下がりにくいでしょう。

春日部東「普」

春日部東「普」は1.0倍台の入試が続いており,今春は1.02倍で不合格者の少ない入試になりました。来春はこの反動で志願者増が予想されますが,春日部市や越谷市に次いで入学生の多い加須市も生徒数が減少しているので,大幅な志願者増は望めないようです。しかし仮に今春(323人)より志願者が減って300人程度になったとしても学級減により倍率は1.1倍近くまで上がります。

川口

川口は2年連続の志願者減で,今春の志願確定倍率1.12倍は最近の10年間の最低倍率です。入学生は地元川口市からの生徒だけで4分の3程度を占める地元生中心の入試になっています。市内の生徒数は微減(2%減)なので,もし今春と同じ志願者数としても倍率は1.3倍近くまで上がるので要注意です。

川口北

川口北も2年連続の志願者減になり5年ぶりに1.0倍台まで下がる緩やかな入試になりました。入学生はさいたま市からの生徒がもっとも多く約4割を占め,川口市からの生徒は3分の1にとどまります。両地区の生徒数がさほど減っていないことや同レベルの川口市立の倍率が高いことからも来春は志願者増が見込まれます。そうなると学級減も影響してかなり高い倍率になる可能性があります。

坂戸「普」

坂戸「普」は安定した入試が続いています。志願者数も2023年度より360~370人程度で大きな増減はありません。入学生がもっとも多い川越市の生徒数が5%程度減るものの,坂戸市や東松山市,ふじみ野市ではほとんど増減がないので,志願者数は若干減るか今春並みが予想されます。仮に同数とすると1.3倍前後まで上がる可能性があります。

草加

草加は最近の10年間で初めて1倍を切り,受検者全員が合格しました。来春はこの反動が予想されるところですが,入学生の多い草加市,越谷市,三郷市,吉川市,八潮市いずれも生徒数が減少しているので大幅な志願者増は見込めない状況です。しかし,仮に志願者減になったとしても学級減により倍率が上がりやすくなっているので,今春よりは高い倍率になるのではないでしょうか。

所沢西

所沢西は2年連続の志願者減で倍率は3年ぶりの1.0倍台に下がりました。入学生の約4割を占める所沢市の生徒数は増減がないようですが,次いで多い入間市や狭山市,飯能市の生徒数は減少しています。従って,大幅な志願者増にはならないかもしれませんが,学級減による倍率アップの可能性は高いと予想されます。

南稜「普」

南稜「普」は人気の高い学校で,2021年度から2025年度までの5年間は1.2倍台の後半から1.3倍台の倍率で推移していました。今春の志願確定者数370人,倍率1.1倍台は6年ぶりのことで異例の志願状況といっていいでしょう。入学生の約4割を占めるさいたま市や次に多い川口市の生徒数がほとんど変わっていないことからも,来春は志願者増になる可能性が高く,学級減も影響して高倍率になると予想されます。

本庄

本庄も倍率が下がり緩やかな入試になりました。入学生のもっとも多い深谷市の生徒数はほぼ前年度並みですが,本庄市や熊谷市では減少しており,来春も大幅な志願者増は見込めません。ただ学級減により倍率アップする可能性はあり,今春と同じ志願者数とすると1.2倍台前半まで上がります。

松山「普」

松山「普」は低倍率入試が続いており,2021年度からほとんど不合格者はでていません。今春の0.8倍台は本庄「普」としては異常といっていいほどの低い倍率です。通学圏は広く,県西部のほとんどの地域から入学生がきていますが共学志向,私立志向の影響を強く受けたといえます。来春は志願者増になる可能性がありますが,仮に前々年度の志願確定者数250人としても1.05倍程度でとどまります。

松山女子

松山女子の倍率には隔年現象があり2023年度からの志願確定倍率は1.13→1.04→1.11→0.97倍と上がったり下がったりしながら少しずつ下降しているような状況です。今春は5年ぶりの定員割れになり受検生全員が合格しました。松山同様,共学志向,私立志向の影響を受けた形です。来春は倍率アップの年に当たりますが,入学生の多い川越市や鶴ヶ島市の生徒数が減少しているので志願者増にはなりにくい環境にあるといえます。ただ学級減の分倍率は上がる可能性があります。

与野

与野は志願者が80人以上の大幅減になり1.0倍台まで落ち込みました。ここまで下がったのは最近の10年間で初めてのことです。やはり私立志向の影響を受けたと考えられます。入学生の約6割はさいたま市の生徒です。市内の生徒数は大きな増減がないので来春は志願者増になる可能性が高く,学級減の影響も加味すると高い倍率になるかもしれません。

まとめ|2027(R9)年度 埼玉県公立高入試の募集人員

6月16日に発表された2027(R9)年度埼玉県公立高入試の募集人員は,前年度より1,600人減の33,480人,募集学校数は131校でした。

県内の国公私立中学校卒業予定者数は60,438人で前年度より1,704人減少し,生徒数に対する公立高募集人員の割合(収容率)は56.5%から1.1ポイント下がって55.4%となりました。

募集人員が減ったのは40校で,いずれも1学級(40人)減です。普通科が中心で,上位校から学力的に入りやすい学校まで県内全域に及んでいます。

よくある質問(FAQ)

2027(R9)年度の埼玉県公立高校の募集人員は何人ですか?

33,480人です。前年度(2026年度)の35,080人より1,600人減りました。

募集人員が減った公立高校は何校ですか?

40校です。いずれも1学級(40人)の減で,普通科が中心です。

収容率はどのくらい変わりましたか?

生徒数に対する公立高募集人員の割合(収容率)は,前年度の56.5%から1.1ポイント下がって55.4%になりました。

中学校等卒業予定者数は何人ですか?

60,438人で,前年度より1,704人減少しました(国公私立中学校・義務教育学校、伊奈学園中学校を含む)。

各校の募集人員一覧はどこで確認できますか?

埼玉県教育委員会の「令和9年度生徒募集人員一覧」で確認できます。

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