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【2026年度】国立大附属・難関私立高の実質倍率は? 5年推移をグラフで解説

入試情報

2026.09.04

2026.09.04

東京都立高校受験の仕組みや選抜方法

2026(R8)年度の都内国立大学附属・私立高の入試がどのように行われたのか見ていきましょう。

都内国立大学附属高校の入試状況|応募者数・実質倍率の推移(2022〜2026年度)

最初に都内の国立大学附属校の状況から見ていきましょう。

次の表にあるように,5校合わせた応募者数は筑波大学附属駒場と筑波大学附属の女子が減ったほかは増加しており,全体の応募者数は年々増え続けています。

しかし,合格者数は増やしている学校が多く,東京学芸大学附属は募集人員120人に対し400人以上だしています。これは国立大附属が以前のように学力トップ層が強い志望をもって受験する特別な学校ではなく,公立私立高を含め合格した学校の中から進学先を選ぶ受験生が増えていることを示しています。公立高校の台頭や私立高の授業料支援制度の拡充による私立志向の高まりなどにより三者が同じ土俵で選択されるようになってきているのです。

<都内国立大学附属校の応募者数の推移>

男子女子
学校 2022 2023 2024 2025 2026 2022 2023 2024 2025 2026
お茶の水女子大学附属 440 392 322 307 358
筑波大学附属駒場 165 150 141 174 151
筑波大学附属 418 390 373 328 352 222 217 213 194 166
男女計
学校 2022 2023 2024 2025 2026
東京学芸大学附属 919 1,076 1,176 1,293 1,472
東京科学大学附属科学技術(一般) 355 411 425 475 496
5校合計(男女計) 2,519 2,636 2,650 2,771 2,995

お茶の水女子大学附属

お茶の水女子大学附属の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

お茶の水女子大学附属の応募者は2025年度まで減少傾向で,合格者数は増加傾向にあったため,実質倍率は年々下がっていました。しかし,今年度は志願者が17%増え実質倍率も上がり,3倍には達しなかったものの,厳しい入試になりました。一方で合格者数は前年度と同じで多いままでした。来年度はさらに応募増になるのか,今年度の反動で減少するのか注目されます。

2027年度も募集要項に大きな変更はないようです。

筑波大学附属駒場

筑波大学附属駒場の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

筑波大学附属駒場は前年度に応募増となり,実質倍率が3.2倍台と厳しい入試になったことから,今年度は反動で13%の応募減になりました。実質倍率は2.7倍台に下がり,最近の5年間でもっとも低くなっています。グラフの応募者数と合格者数には帰国生の分が含まれていますが,今年度の帰国入試の応募者はいませんでした。従って合格者数の48人は一般入試のみの人数で前年度(45人)より2人多くなっています。

筑波大学附属

筑波大学附属(男子)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)
筑波大学附属(女子)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

筑波大学附属は男女とも応募者数の減少傾向が続いていましたが,男子は応募増に転じ,実質倍率も3倍台に回復しました。一方で女子は減少が続き,前年度より14%,28人の減で実質倍率も下がり続けています。例年10〜15%程度の受験棄権者がでるのですが,男子は棄権率が17%から14%に減ったのに対し,女子は11%から17%に上がりました。これは女子の応募者数に対する第一志望者の割合が減ったことを示しています。

なお,2027年度も募集要項に変更はなく,募集人員80人(帰国生3人程度含む),入試日2/13で,検査は国数英社理の5科,英語にはリスニングがあり,選考は各科60点満点に調査書点80点を加えた380点満点で行われます。

東京学芸大学附属

東京学芸大学附属の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

東京学芸大学附属の応募者は増加傾向が続いています。今年度は179人14%増加し1,500人に迫る多くの応募者が集まりました。その一方で合格者数も増え続け,今年度は募集人員の3.4倍にもなりました。しかし,合格者の平均点は472.5点から450.6点(学力検査+調査書点=600点満点)に下がっています。

なお,2027年度も募集要項に変更はなく,一般生は募集人員120人,入試日2/13,検査は国数英社理の5科で,選考は各教科100点満点に3年間の評定を100点満点に換算し,その合計点600点満点で行われます。

東京科学大学附属科学技術

東京科学大学附属科学技術(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

東京科学大学附属科学技術も応募者は増加傾向が続いています。一方で今年度は,増え続けていた合格者数を絞ったため,実質倍率が2倍に高騰し,例年にない厳しい入試になりました。実質倍率が2倍以上になったのは6年ぶりのことです。来年度より現在の田町キャンパスから目黒区の大岡山キャンパスに移転する予定です。これによって通学圏が変わるので,入試状況にも変化が生じるかもしれません。

2027年度入試は推薦入試日が1/9から1/8に変わったほかは,推薦・一般入試ともに大きな変化はなく前年度と同じ選抜方法で入試が行われます。

一般入試の募集人員は推薦入試(推薦Ⅰ各科12人以内,推薦Ⅱと合わせて72人)を含めて200人で,検査日は2/13,検査科目は国数英(国英は各100点,数は150点満点)の3科です。

男子難関進学校の入試状況|開成・巣鴨・城北・桐朋の応募者数と実質倍率

男子の難関進学校では城北の応募者数が回復傾向にあるほかは前年度並みか減少し,4校合わせた人数は1,300人を切ってしまいました。大学附属校人気や共学志向の影響を受けている応募状況といえるでしょう。

男子
学校 2022 2023 2024 2025 2026
開成 566 565 551 511 479
巣鴨 298 386 285 256 212
城北 333 340 244 306 326
桐朋 240 217 251 255 248
1,437 1,508 1,331 1,328 1,265

開成

開成の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

開成の応募者数は32人6%の微減でしたが,5年ぶりに500人を割る少ない人数になりました。受験棄権者も17人と近年ではもっとも多く,第一志望者も減っているようです。しかし合格者の平均得点は269.5点と前年度(251.2点)より上がっており,高いレベルは維持しています。

2027年度も入試の大きな変更はなく,募集人員100人,検査日2/10,検査科目は国数英社理の5科で行われます。

巣鴨

巣鴨の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

<巣鴨の応募者数・合格者数>

区分 項目 2022 2023 2024 2025 2026
5科 応募 260 339 256 229 194
合格 172 134 144 144 118
3科 応募 38 47 29 27 18
合格 18 12 9 5 5

巣鴨の5科入試の応募者数は減少傾向になっており,今年度はついに200人を割り込みました。合格者を絞ったため,実質倍率はほぼ前年度並みでしたが,受験棄権率は6%から8%にアップし,他校第一志望者が増えている様子がうかがえました。一方で3科の合格者は前年度に引き続き5人のみとなり,実質倍率は3倍と5科との差は相変わらず大きく,3科入試で合格するのはかなり難しい状況であるといえるでしょう。

城北

城北の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

城北の応募者数は男子の難関校で唯一増加傾向になっています。今年度は合格者も絞り実質倍率は1.8倍台にアップしました。合格点も162点(300点満点)と前年度(157点)よりやや上がっています。それでも受験棄権者は前年度の14人から23人へ増加しており,他校第一志望の応募者も増えたことを示しました。

2027年度入試はいくつかの変更点があります。まず推薦入試の出願資格から欠席・遅刻早退の要件がなくなります。また選考においては調査書の評定が除外されます。一般入試では募集人員が5人減の約60人になります。

これらにより推薦入試では適性検査の重要性が増し,一般入試では合格者が減って実質倍率が上がる可能性がでてきます。

桐朋

桐朋の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

桐朋の応募者数は微減でしたが,この3年間は250人前後で安定しています。また,合格者数を前々年度並みに増やしたため実質倍率が下がり,こちらも前年度までの選抜状況に戻りました。合格最低点も151点(300点満点)で前年度(175点)より大幅にダウンし,前々年度(154点)並みになりました。

これまでと異なる動きとしては,上記の学校でもたびたび触れたように受験棄権者が増えたところで,前年度の3人から9人となっています。

難関大学附属校13校の入試状況|早慶・MARCH附属の応募者数と実質倍率

次に大学附属校の状況を見ていきましょう。以下の13校は一般入試で併願優遇制度を導入していないため大量の不合格者が出ている学校です。13校合わせた応募者数をみると,推薦・一般入試とも応募者数は減少し,ともに最近の5年間でもっとも少なくなりました。今年度より,国の就学支援金の年収制限が撤廃され,しかも支給額も増額されたことから,首都圏の公立高入試は倍率が低下し私立高に流れている傾向がみられました。私立高入試は,次回以降の「都内私立高入試概況」によって明らかになるように,私立高第一志望者が増加し,推薦入試や単願入試の応募者増が目立ちました。私立志向の高まりの中でもこれら難関校へ挑戦する応募者は増えず,むしろ楽な方法で早く進学先を決めたい安全志向の傾向があるようです。

難関大学附属校13校の推薦・一般入試の応募者数の推移(2022〜2026年度)
推薦一般
学校 2022 2023 2024 2025 2026 2022 2023 2024 2025 2026
慶應義塾女子 143 113 126 111 77 455 471 463 406 406
早稲田大学高等学院 247 204 260 228 232 1,848 1,800 1,818 1,842 1,848
早稲田実業 118 113 101 128 134 763 757 776 1,050 848
明治大学付属中野 29 126 98 114 103 988 961 933 857 921
明治大学付属明治 87 107 76 97 90 581 781 612 640 607
明治大学付属八王子 343 365 356 511 384 430 437 480 640 429
中央大学附属 307 363 286 231 286 785 908 746 612 724
中央大学杉並 344 346 397 430 356 951 965 1,021 1,000 964
中央大学 197 204 185 188 158 812 658 764 806 662
青山学院 248 223 204 165 198 1,048 950 959 779 934
立教池袋 13 57 38 33 23
法政大学 138 114 129 122 117 270 244 289 289 228
学習院 178 174 172 161 153
2,201 2,278 2,218 2,325 2,135 9,122 9,163 9,071 9,115 8,747

慶應義塾女子

慶應義塾女子(推薦)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)
慶應義塾女子(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

慶應義塾女子は推薦入試の実質倍率が下降傾向になっています。応募者の増減はあるものの,合格者を多く出しているからです。今年度は応募者がついに100人を切り,合格者は前年度よりやや絞ったものの,実質倍率は2倍台に落ち込みました。一般入試も前年度までは応募者の減少傾向,合格者の増加傾向が続き,実質倍率は下がっていました。しかし今年度は応募者は減らず合格者をやや少なくしたため,実質倍率はややアップしました。しかし慶應女子としては緩やかな入試が続いたことになり,私立志向の影響はみられませんでした。

2027年度は推薦入試の出願条件の「中学3年間の欠席・遅刻・早退の合計数が5以内」が「20以内」に緩和されます。

早稲田大学高等学院

早稲田大学高等学院(推薦)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)
早稲田大学高等学院(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

早稲田大学高等学院の推薦入試の応募者数は前年度まで増えたり減ったりする隔年現象のような動きになっていました。合格者数は大きな変動がないので実質倍率は応募者数の増減により上下していたのです。しかし今年度は増加の年であったのにもかかわらず応募者は前年度並みでとどまり実質倍率も変わりませんでした。

一方で一般入試は比較的安定した入試が続いており,私立志向によって応募者が増加するということはありませんでした。

早稲田実業

早稲田実業(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

<早稲田実業(一般)の応募者数・合格者数>

区分 項目 2022 2023 2024 2025 2026
男子 応募 442 493 484 638 485
合格 121 119 140 141 179
女子 応募 321 264 292 412 363
合格 61 55 61 87 93

早稲田実業は前年度に男女とも応募増になり,実質倍率もともに4倍台と高い倍率になったことから,今年度は反動で男子は153人24%,女子は49人12%の減となり,しかも合格者を増やしたため実質倍率が下がり,男女とも最近の5年間でもっとも低い倍率になりました。ここでも私立志向の影響はみられませんでした。

なお2027年度は推薦入試の出願基準が変更になります。前年度は3年9科34(平均3.8)と3年生の内申のみが対象でしたが,2学年と3学年の合計が68と2学年の評定も加わります。一般入試は今春と同じ,募集人員男女各45人,検査日2/10,検査科目は国数英の3科で行われます。

明治大学付属中野

明治大学付属中野(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

明治大学付属中野は前年度の応募減の反動で応募者は64人7%の増となり,実質倍率も3倍台を回復しました。しかし,応募者数は,この5年間で前年度に次ぐ少ない人数になっており,応募増になったといっても私立志向の影響によるものとはいいにくいようです。

2027年度も募集要項に大きな変更はありません。一般入試は,募集人員105人,入試日は2/12,国数英の3科で実施します。

明治大学付属明治

明治大学付属明治(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

<明治大学付属明治(一般)の応募者数・合格者数>

区分 項目 2022 2023 2024 2025 2026
男子 応募 311 404 339 388 358
合格 162 140 178 147 186
女子 応募 270 377 273 252 249
合格 111 122 101 78 84

明治大学付属明治の男子の応募者数は増えたり減ったりしています。また,応募者が増えた年は合格者を絞り,減った年は増やすという傾向もあります。今年度は30人8%の応募減になり,合格者を多く出したため実質倍率が下がり,前々年度とほぼ同じ入試状況になりました。女子の応募者は減少傾向から抜け出せず,ほぼ前年度並み,こちらも合格者を増やしたため実質倍率はやや下がっています。募集人員は男女同数ですが,例年男子の合格者が多いため,女子の厳しい入試状況が続いています。

明治大学付属八王子

明治大学付属八王子(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

明治大学付属八王子は前年度の応募増,実質倍率の高騰の反動で211人33%の大幅減になりました。合格者を増やしたこともあり実質倍率は3倍台前半まで下がり,この5年間でもっとも低くなっています。グラフにはありませんが,男女別でみると,男子は応募者は多いものの(男子233人に対し女子196人),合格者は女子が多く(男子58人,女子67人)だしているため,実質倍率は男子の方が高くなっています(男子3.67倍,女子2.79倍)。

2027年度も募集要項に大きな変更はありません。一般入試は単願優遇20人含む80人の募集人員で実施。入試日は2/11,検査は国数英で英語にはリスニングがあります。

中央大学附属

中央大学附属(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

<中央大学附属(一般)の応募者数・合格者数>

区分 項目 2022 2023 2024 2025 2026
男子 応募 447 495 418 333 415
合格 108 124 118 126 118
女子 応募 338 413 328 279 309
合格 73 92 86 90 89

中央大学附属の応募者は2024年度,2025年度と減少が続き,実質倍率も下がっていました。しかし今年度は増加に転じ実質倍率も上がっています。例年,男子の応募者と合格者が多く,女子は合格者を絞る傾向があり,実質倍率は男子より高めでした。しかし今年度は男女ともほぼ同じ倍率になり,差がなくなりました。

2027年度も募集要項に大きな変更はありません。

中央大学杉並

中央大学杉並(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

<中央大学杉並(一般)の応募者数・合格者数>

区分 項目 2022 2023 2024 2025 2026
男子 応募 514 523 553 537 511
合格 176 149 151 168 167
女子 応募 437 442 468 463 453
合格 156 185 161 148 161

中央大学杉並の応募者数は男女とも微減でしたが,ほぼ前年度並みの数を確保したといえるでしょう。実質倍率も男子は前年度と変わらず,女子は合格者を増やしたことでややダウンしましたが,人数としては前々年度と同じ,倍率は2022年度並みとなり,こちらも大きな変動はありませんでした。

なお,2027年度の入試では,推薦の募集人員が5人増の135人,帰国募集がその分減り15人になります。一般入試は150人で変わっていません。入試日程,検査科目も前年度までと同様に実施する予定です。

中央大学

中央大学(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

<中央大学(一般)の応募者数・合格者数>

区分 項目 2022 2023 2024 2025 2026
男子 応募 346 293 331 361 307
合格 91 89 87 103 82
女子 応募 466 365 433 445 355
合格 115 116 123 124 88

中央大学の応募者は男子が54人15%の減,女子は90人20%の減となり,中大系の3校の中では応募減が目立ちました。同じ入試日の新校明治大学付属世田谷の影響を受けたのかもしれません。しかし,合格者を絞ったため,実質倍率はほぼ前年度並みで難易度は変わりませんでした。

2027年度も募集要項に大きな変更はないようです。

青山学院

青山学院(推薦)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

<青山学院(推薦)の応募者数・合格者数>

区分 項目 2022 2023 2024 2025 2026
男子 応募 76 88 61 32 60
合格 33 32 27 21 29
女子 応募 172 135 143 133 138
合格 38 38 40 46 40
青山学院(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

<青山学院(一般)の応募者数・合格者数>

区分 項目 2022 2023 2024 2025 2026
男子 応募 448 401 446 338 464
合格 101 76 97 98 102
女子 応募 600 549 513 441 470
合格 102 100 99 100 107

青山学院の実質倍率は推薦,一般入試とも下降傾向にありましたが,今年度はともに上がり,倍率低下に歯止めがかかりました。推薦入試は男子がほぼ倍増し,前々年度並みの応募数に回復。合格者も増やしましたが実質倍率は2倍台に戻りました。女子の応募者は微増でしたが,合格者を前々年度並みに抑えたためこちらも実質倍率は3倍台に上がっています。一般入試も男子の応募増が目立ちました。推薦も一般入試も前年度に大幅な応募減になった反動と考えられ,それぞれ前々年度の水準に戻った形です。推薦入試は男女の実質倍率の差が大きいままで,今年度も変わらなかった一方で,一般入試は徐々に差が縮まり,今年度はほぼ同水準にまでになりました。男子の応募者が大幅に増え女子の数に迫ったことと,合格者数も男女ほぼ同じくらいだしたためです。

2027年度は推薦入試の日程が1日早い1/30になるほかは大きな変更はないようです。

立教池袋

立教池袋(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

立教池袋の応募者数は2023年度をピークとして年々減少してきています。合格者数は例年通りに出しているため,実質倍率も下降傾向です。今年度は1倍台まで下がりました。募集人員が若干名と少なく挑戦するのが難しいようです。

2027年度も募集要項に大きな変更はありません。第一志望受験があるので,5科20,9科40の出願基準をクリアできるのであれば本校第一志望者は利用したいところです。

法政大学

法政大学(推薦)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)
法政大学(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

法政大学は推薦,一般入試ともに実質倍率は下降傾向になっています。推薦入試は応募者が2年連続で減ったものの合格者数は減っていないからです。一般入試の応募者数には増減がありますが,合格者(繰り上げ含む)を増やしていることが倍率ダウンの原因です。今年度は応募者が61人21%の大幅減になったことから,実質倍率は2倍を切ってしまいました。明治大学付属世田谷の影響があったのかもしれません。

2027年度は募集要項に大きな変更はないようです。一般入試に内申による加点制度があるところが特徴で,高い内申があれば加点幅も大きくなります。

学習院

学習院(一般)の応募者数・合格者数と実質倍率の推移(2022〜2026年度)

学習院も実質倍率は下がってきています。応募者は2年連続で減少している一方で合格者数は多いままであるためです。今年度は2倍台まで下がり,最近の5年間でもっとも低い倍率を更新しました。

2027年度も募集人員,入試日,検査に変更点はありません。

まとめ|2026年度 都内国立大附属・私立高入試のポイント

  • 国立大学附属5校の応募者数は2,995人で年々増加。合格者数を増やす学校が多く、東京学芸大学附属は募集人員120人に対し400人以上を出した。
  • 男子難関進学校4校は1,265人で1,300人を割り込み。応募者数が回復傾向なのは城北のみ。
  • 難関大学附属13校は推薦2,135人・一般8,747人で、推薦・一般とも最近の5年間でもっとも少ない。
  • 実質倍率が下がった主な学校=慶應義塾女子、早稲田実業、明治大学付属八王子、立教池袋、法政大学、学習院。
  • 上がった主な学校=東京科学大学附属科学技術(合格者を絞り2倍に高騰、2倍以上は6年ぶり)、明治大学付属中野(3倍台を回復)、青山学院(推薦・一般とも上昇)。
  • 開成・巣鴨・城北・桐朋では受験棄権者が増え、他校第一志望の応募者が増えたとみられる。

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